大仏さまについて その1

前回までは大仏さまの素性についてお話ししてきました。今回は日本にどんな大仏さまが居るのかご紹介したいと思います。

仙台大観音

仙台市に住まわれている方はもちろん、仙台を訪れた多くの人が一度は目にしていると思われる巨大な観音像をご紹介します。
大仏の中でも異色を放つこの仙台大観音はパワースポットとしても有名なので、一度行ってみてほしいです。
異色を放つと言いましたが、この観音さまは中に入ることができます。ただそれだけでは、他の大仏と変わりはありませんが、
飾らないその見た目とは裏腹に他には無い空間が仏像の内部に隠されています。

正式名称は仙台天道白衣大観音(せんだいてんどうびゃくえだいかんのん)と言い、大観密寺の境内中央に建つ大観音像です。
身の丈92メートル、台座を含めると地上100メートルあります。この「100」という数字は1989年(平成元年)4月1日に政令指定都市に移行した仙台市が同時に市制100周年を迎えたことに因んでいるそうです。

台座にある胎内への入り口は龍の口(登龍門)を模しており、正面からは観音が龍に乗っている様に見えます。胎内は60メートルの空洞に12層に分かれた展示スペースがあります。12層には大観音の腹側と背側に展望窓が設置されていて、各々都心部側と泉ヶ岳側を望むことが出来ます。各層には三十三観音・十二神将・百八体仏などが収められています。内部にはエレベーターが設置されておりますので、直接12層までエレベーターで昇り、螺旋通路を下りながら各層に展示されている仏像を観覧することができます。高いところが苦手な方にはあまりお勧めできませんが、すべての層が吹き抜けとなっていますので、最上層から臨む胎内は神秘的な感覚を与えてくれると思います。

 

 

昭和大仏

青森市内の代表的なお寺、青龍寺境内には昭和大仏(しょうわだいぶつ)があります。1984年(昭和59年)9月30日に開眼。第二次世界大戦後に、茶屋町に作られていた高野山青森別院を移転する際に、織田隆弘が仏像資金の寄付を募り、建造されました。『大日経』の所説に基づいて作られた胎蔵界(生)曼荼羅の教えでは、大日如来を中心として、その周りに宝幢(ほうしょう)、開敷華王(かいふけおう)、無量寿(むりょうじゅ)、天鼓雷音(てんこらいおん)の四仏と、普賢、文殊、観自在(観音、観世音)、弥勒の四菩薩が位置していますが、その大日如来の像として建造されたものである。仏体だけで21.35 mの高さを持つ昭和大仏ですが、これは日本にある青銅座像仏では最大のものであり、重量も220トンもあるそうです。仏像の土台にも入ることが出来ますが、土足厳禁となっております。内部には六道輪廻の図などが飾られています。

福井大仏

福井大仏は福井県福井市花月にある金銅製の聖観音菩薩坐像である。本殿は天台宗の西山光照寺になります。もともとは境内にあり、石大仏の名で呼ばれた石造りの大仏でしたが、1945年7月の福井空襲の戦災および1948年6月の福井地震によって倒壊してしまいました。これにより、1958年、光照寺と共にもとの場所から南約八十メートルにあたる現在の場所に移転し再建されたようです。石大仏の由緒は古く、初代の石大仏は光照寺と共に福井市の近郊朝倉家の旧城下、一乗谷にあったとされ、一千余年前の弘法大師の自作と言い伝えられる伽羅木(植物:キャラボク)の聖観音像をその胎内に納めており、領主朝倉家隆盛の頃は住民と共にその信仰も深かった。しかし、四百年前朝倉家滅亡の際に戦火により焼失したが胎内の聖観音像はかろうじて事なきを得ておりました。1606年、光照寺移転にともない石大仏が再建されたのですが、しかし1854年の大火で、その後再建なったものの1902年の大火で焼け落ちてしまったとのことです。このように幾度もの災禍に合うも、胎内の聖観音像はその都度難を免れていましたので、これを安置し永く諸霊冥福と家郷安泰を祈念するため、この地に再建したのが、現在の福井大仏および仏殿、庫裡にあたります。

昔は戦争や天災が多く、その都度各地の大仏さまは被害にあわれてきましたが、福井大仏の胎内に納められていた聖観音像はこの世に生まれてから、すべてを体験し、乗り越えてこられた観音様ということになりますので、奇運や強運のようなご利益が得られるかもしれませんね。

頭大仏

北海道札幌市にある、真駒内滝野霊園(まこまないたきのれいえん)にも有名な大仏さまがいらっしゃいます。大仏殿の入り口に立つと広く緩やかな丘にラベンダーが地図など起伏を表す等高線のように植えられ、春は新緑、夏はラベンダー、冬は雪に包まれ、季節によって表情が変わります。大仏さまはこの丘に開けられた縦穴の洞窟に鎮座されています。丘の頂点よりも大仏さまの座高が少しだけ高く、頭だけひょっこり出ている状態です。これによって、通称「頭大仏(あたまだいぶつ)」と呼ばれています。風景を楽しみながら参道を少し歩くと、大きな「水庭」が現れます。順路としてこの水庭を迂回することになります。この水庭は結界の意味があり、その壮大さと天空を映す鏡のような水で心を清め、日常から非日常へと心を切り替える役割をになっています。水庭を越えると、天井に曲線を描くコンクリートがひだのように連なったトンネルが現れます。これは薄暗闇に包まれた胎内のような空間を表しています。ここを抜けると初めて大仏さまの全様を見ることができます。トンネルによって狭められていた視界が大仏さまがいる大きな空間への変化と、吹き抜けから指す光が後光のように見えることで、他には無い神聖さを体感できるでしょう。

大仏さまは、4,000トンの原石から選別・加工され、57のパーツにより組み上げられています。高さは13.5メートル、総重量は約1,500トンの石像大仏となります。当初は『御霊供養大仏』と呼ばれていましたが、先にお話した大仏殿を世界的建築家の安藤忠雄先生によって建設され、外からは頭しか見えない構造となり、「頭大仏」と呼ばれるようになりました。安藤忠雄先生が設計された北海道の建造物は他にもあり、代表的なもので、北海道勇払郡占冠村の星野リゾート トマム内にあるチャペル、通称「水の協会」があります、敷地は外界から切り取るようにそびえる巨大なL字の壁で仕切られ、シンプルかつ神聖さを醸し出すコンクリートとガラスで造られた堂内は、開放することで風、光、景観との一体感を感じることができます。本堂正面には水庭、その真ん中には十字架があり、十字架と背景の自然が静かな水面に映り、それらすべてが神秘的な空間を作り出しています。この「水の協会」は、大阪府にある「光の協会」、兵庫県にある「風の協会」と安藤忠雄先生による「教会三部作」の一つとして数えられ、どの協会もその名の通り自然を感じることができる構造となっており、より神秘性が高まった空間演出が施されています。

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