大仏さまについて その6

今回も日本にどんな大仏さまが居るのかご紹介していきたいと思います。

京の大仏

京の大仏(きょうのだいぶつ)は現:京都市東山区の方広寺に建てられていた、今はその形を残していない大仏さまです。
この大仏さまは彼の有名な豊臣秀吉が建立の計画を行っており、天正地震を機に東大寺の「奈良の大仏」に倣い1586年に大仏殿と大仏の造営を始めました。
1595年にほぼ完成、約19メートルと江戸時代には日本三大大仏の一つに数えられたほどに大きい木製金漆塗坐像大仏が安置されたとのこと。他の大仏さまと比較すると、愛知県東海市の「聚楽園大仏」18.79メートルと、青森県青森市の「昭和大仏」21.35メートルが近い大きさとなります。現存していたとしても、日本でも5本の指に入る大きさと歴史を持った大仏さまだったでしょう。

しかし、1596年にきた慶長伏見地震により、開眼前の大仏は倒壊してしまいしました。このとき秀吉は大仏さまに対して「おのれの身さえ守れないのか」と激怒し、大仏さまの眉間に矢を放ったと伝わっています。その2年後の1598年に法要を予定していましたが、秀吉はその法要前に亡くなり、施主と大仏さまの無い大仏殿で開眼法要が行われたとのことです。

それが原因ではないにせよ、天下人と言えど仏さまを粗末に扱うと加護は与えられないのかもしれませんね。

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