- お墓の構造
- 2019.08.08
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墓石沖縄のお墓 琉球墓①
沖縄地方のとても大きく立派なお墓を1度は目にした事があると思います。
人が入れる構造になっているものは「家」のようですよね。しっかりとした屋根と扉があり、故人が住んでいるかのようです。
本州の和型のお墓とは全くイメージが違うので、興味をもつ方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような歴史があってこのようなお墓が出来ているのか、ご紹介していきたいと思います。
沖縄の埋葬の歴史
沖縄では古来、天然の洞窟や岩陰にご遺体を安置し風化させる、「風葬」という埋葬方法が行われていました。
安置したご遺体が風化すると、親族がきれいに「洗骨」を行い、遺骨を厨子甕(ずしがめ)に納骨します。
厨子甕は遺骨をまるごと納めるので、本州の骨壷よりも大きいつくりになっています。
このような埋葬の習慣から、しばらく遺体を安置する広い場所が必要でした。
沖縄では、戦前まで火葬は仏教僧侶以外、一般的ではなかったそうです。
そこでまず、「掘込墓」というお墓が造られました。岩盤に人工的に横穴を掘り、その入り口を漆喰で塞ぐものでした。
その後、「破風墓」と呼ばれる、正面に切石で装飾を施した形が登場します。台風が多い沖縄でお墓を守るために、切石を用いて雨風を防いでいたようです。
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