知って得する
お墓づくりの知恵袋

自宅で樹木葬や散骨はできるの？

現在の日本の法律（墓地埋葬法）では、自宅などの私有地にお墓を作って遺骨を納めることはできません。

もしこれを許してしまうと、事件性がある場合などでも知らぬふりをして私有地に遺骨を埋める人も出てきたり、土地を転売した後に骨が土地から出てくるなどの問題が起こります。

（土地を購入して建てた家の庭先や、隣の人の家の庭から骨がでてきたり、埋まっていたりすると快く感じないのではないでしょうか？）

・樹木葬：墓地として許可を受けた地域で行われています。

・散骨：法律的にみてもグレーな部分がありますが、（各地域の自治体などに確認することは必要です。）節度と法律を守ることで海や山などで行われています。

例えば山での散骨を希望する場合は、その土地や近隣の土地所有者、農地の有無に配慮しなければいけませんし、採水地や農地の近くで散骨など行われると、風評被害など懸念されます。

自分の近くに故人の遺骨を置いておきたい場合は、骨壷を仏壇にそのまま置くか、手元供養といった形にされることをお勧めします。

また、遺骨をすべて納骨や散骨するのではなく、一部だけ残しておいて手元に持っておくといった方法もあります。

いずれにせよ、お坊様や自然葬、手元供養の専門業者と相談し、ご自身に一番合った方法で供養することが大切です。