観音様の様相

お墓参りをしていると、観音様がいるお墓や寺院を目にすることがあります。
今回は観音様(観音菩薩)のお姿について少しお話します。

地蔵菩薩のお姿

⼀般的に「観音様」と呼ばれている方は、「観音菩薩」というお方で、文字通り「音」を「観る」ことができる菩薩様です。ここで言われる「音」とは、人々の「苦しみ」を指し、人々を苦しみから救済するお役目を持っています。そのお姿は、頭には宝冠をかぶり、首から瓔珞(ようらく)と呼ばれるネックレス、上腕には腕釧(わんせん)、足首のあたりには足釧(そくせん)という、今でいうところのブレスレットやアンクレットを身につけ、左肩から右脇腹に斜めに条帛(じょうはく)、腰には裳(も)と呼ばれるスカート状の衣類を着ています。

観音様の性別は?

柔らかな表情と立ち姿から女性と思い込むことも多いかと思いますが、本来は男性がモデルなのです。「観音」の語源であるサンスクリット語の「アヴァローキタスヴァラ」は貴族や勇者をあらわす男性名詞にあたると言われています。
もちろん、女性をモデルとしている信仰もあり、中国では「慈母観音」と呼ばれる菩薩様もおり、一説には妙荘王という国王の末女が尼(あま)として出家・悟りを開き、観音菩薩になったという話から、観音様=女性が定着しているようです。

性別や姿は信仰や対象者によって変わる観音様ですが、人々を苦しみから救う心を持っておられるのは変わりませんので、見つけた時に日ごろの悩みなど聞いてもらってもいいかもしれませんね。

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