なぜ京都の石畳はいつも濡れているのか?

お墓に使う石は、どんなふうに採れるかご存知ですか?

石は、採石場と呼ばれる山から切り出します。
河原の石でしたらもっと楽に運べたりするかもしれませんがお墓には、いわゆる鉱物の塊「岩石」を使います。

ちなみに、現在は外国産の石材の割合が増えていますが、以前は、国内で200以上も銘柄がありました。
それぐらい日本では、北海道から沖縄までさまざまな石材が産出されます。

採石の方法

丁場で採石

特殊なドリルやワイヤーソーを使って山の岩盤を切り出すのですが、石に余計なキズや割れがないようにするには熟練の技と経験を必要とする大変な作業です。
(玉石としてごろごろと採れる種類の石の種類もあります)

また、同じ山でも場所によって採れる石の色や石目が変わってきたりします。

山から石を何トンも切り出しても、実際にお墓に使える石の量はそのうちの一部。
製材率というのですが、山で掘り出す原石の量に対してお墓の製品になる量は意外に少ないのです。

ところで私たちが山に行って原石を選ぶとき、原石はまだ工場で磨く前の状態ですから表面がぼこぼこしています。

この状態では、磨いた後の色が見えません。

石が美しく見えるようにする方法

宝石も磨くことで初めてあの輝きを得るように、お墓の石もでこぼこの状態と磨いた後の状態では色が全然違うんですね。

では、どうするか…というと、石を〝水〟で濡らしてみます。

切りたての石に水をかける

水をかけると、磨いた後の色艶を確認できるんですね。

たとえば、京都などの石畳をつかった広告を見てみますと必ず、雨上がりのように地面が濡れていることに気づきます。

あれは、石が美しく見えるように、水をまいてから撮影しているんです。

「磨かれていない石を輝かせるのは、水」

…などということを考えながら、雨の日に石畳を歩いてみるとより風情が感じられるかもしれませんね。

石サンプルの無料お届けサービス

最後に、カタログでもご案内していますが、石サンプルの無料お届けサービスがあります。

ご希望のお墓のデザインと、石サンプルをお知らせいただければ、実物の石をカットしたものをお送りします。

光にすかしてみたり、水につけてみたり、思う存分確認できます。
「こんなのが自然にできるんだ!」とびっくりしてしまうような色や模様の石もあります。

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