永代供養の方法はいろいろ!樹木葬とはどんなもの?


近年ではお墓を維持できなくなったり、将来的に承継者がいなくなったりした場合を考慮して、永代供養を選択する人が増えてきています。永代供養の一つの方法として、注目され始めているのが樹木葬です。
しかし、樹木葬について漠然としたイメージは持っているものの、埋葬方法や一般的なお墓との違いまで詳しく知っている人は少ないでしょう。
そこで、樹木葬の特徴や必要な費用など、樹木葬についての基本的な知識について紹介します。

樹木葬とは何?

樹木葬とは墓石ではなく、シンボルツリーと呼ばれる樹木や花を墓標として遺骨を埋葬するスタイルの葬送方法です。遺骨を自然に還す「自然葬」の一種で、従来の埋葬方法よりも自然にやさしいと支持を集めています。
また、樹木葬は宗教による縛りがなく、永代供養なので継承者を必要としません。
墓地や墓石も必要ないので、一般的な埋葬方法よりも費用が安いのも大きな特徴です。(※1)
一般的な樹木葬には、里山型と公園型の2種類の埋葬方法があります。里山型は墓地ではなく、許可を得た山や森林に埋葬する方法です。
一方、公園型は墓地や霊園の一部を樹木葬墓地とすることが多い傾向です。
一般的な従来のお墓のように遺骨を個別に埋葬する方法もあれば、合祀墓のように1本の木の下へ合同で埋葬する方法もあり、本人や遺族の希望に合わせて選択が可能です。(※2)

どんな費用が必要?

樹木層は一般的なお墓とくらべて費用が安く、永代使用料や埋葬料だけで済むことがほとんどです。年間管理料は一定期間だけ必要な場合もあれば、生前だけ必要な場合もあり、墓地や霊園の方針により異なります。まったく必要ないケースもあるので、墓地契約を検討する際に問い合わせてみましょう。永代使用料の相場も地域により差があり、平均は50万円ほどですが、主要な都市部では100万円以上かかる場合もあります。
また、埋葬料が永代使用料に含まれているケースと含まれていないケースがあるので、契約の際に確認しましょう。(※3)
樹木葬儀は墓石を用意する必要がないので、墓石の料金や工事代はかかりません。
ただし、里山型の樹木葬の場合は、山の中に遺骨を撒いたり敷地内に生えている木の下に埋葬したりするため、故人がどこに眠っているのかわからなくなってしまうことがあります。埋葬した場所が一目でわかるように、名前を彫った石板を立てることも可能です。
その場合は彫刻代などが数万円ほど必要ですが、ほとんどはオプションです。(※4)

申し込みと埋葬の流れは?

樹木葬は、自分が埋葬されたい場所を選ぶ「生前申し込み」が可能です。
まずは、樹木葬を行っている霊園のホームページを見たり、パンフレットを取り寄せたりして情報を集めましょう。自宅からの距離や価格をチェックし、希望の条件に近い場所があれば見学予約を入れて、実際に現地を見学します。周辺の環境や雰囲気、交通アクセスなどを確認し、わからないことがあれば係員やスタッフに質問しておきましょう。
「ここで樹木葬をしたい」という場所が見つかったら、契約や利用料金の決済を行います。埋葬料や供養料、使用料など必要な費用を納めたら、使用許可証が交付されます。
ただし、亡くなったらすぐに埋葬が行われるわけではありません。
まずは、役所に死亡届を提出し、火葬許可証を取得する必要があります。火葬許可証を火葬場まで提出し遺体を火葬した後、火葬場から遺骨と埋葬許可証が返却されます。
この埋葬許可証を樹木葬の管理者あてに提出することで、はじめて埋葬が可能になるのです。(※3)

埋葬方法は選べる

樹木葬でも合祀、共同埋葬、個別埋葬のいずれかのタイプを選べます。合祀とは骨壺から遺骨を出し、他人の遺骨とともに一つの区画に埋葬する方法です。共同埋葬も一つのスペースに複数人の遺骨を埋葬する方法ですが、遺骨は骨壺や骨袋に入ったままなので、合祀のように他人の骨と混ざることはありません。個別埋葬は、骨壺を個々の区画に埋葬する方法です。
ただし、墓地や霊園の方針によっては、パウダー状になるまで砕いた遺骨を専用の容器や骨袋に移し替える場合もあります。(※3)
個別供養であっても一般的な代々墓と同じように、供養する人がいなくなったら合祀されたり、一定期間を過ぎると合祀されたりする場合などさまざまです。無縁になっても合祀はされたくないという場合は、個別埋葬のシステムもあらかじめ確認しておきましょう。
また、場所によっては選べる埋葬方法が限られていることもあります。事前にどのタイプの埋葬方法を希望するか考えたうえで、契約を検討しましょう。(※2)

樹木葬を選ぶ際の注意点

樹木葬は一般的なお墓よりも費用が安く、自然環境にもやさしいというメリットがあります。
しかし、同時に注意しなければいけない点があることも、忘れてはいけません。
たとえば、墓所の整備は基本的に管理者が行います。
そのため、年月とともに樹木の枝が伸びたり、周辺の草花が枯れたりしても、勝手に手入れをしてはいけません。
もちろん、樹木の成長や季節の移り変わりも楽しみの一つと考えて、樹木葬を選ぶ人もいるでしょう。
しかし、景観や立地が気に入って埋葬場所を選んだとしても、数年後にはイメージが変わってしまう可能性があります。樹木葬を契約する際は、そのような自然の影響も考慮したうえで、埋葬する場所を検討しましょう。
また、「樹木葬がどのようなものか」についてきちんと理解している人は少数です。故人が樹木葬を希望しても、家族や親族から反発を受けてしまう場合もあります。亡くなった後に葬儀の方法を変えられてしまうようなことがないよう生前から家族や親族に、樹木葬と一般的なお墓の違いを説明し、理解を得ておきましょう。
そのためには自分自身が、樹木葬についてしっかりと学んでおくことが必要です。(※3)

他の方法との比較検討も必要

永代供養を希望するのであれば、樹木葬の他にもさまざまな方法はあります。「樹木葬は費用が安い」「樹木葬は環境に良さそう」といった漠然としたイメージだけで樹木葬を選んでしまわないようにしましょう。
なぜなら、後から思わぬデメリットが発覚し、遺族に負担をかけてしまう可能性があるからです。樹木葬以外の埋葬方法についても勉強しながら、自分にとって本当にベストな方法を比較検討することがおすすめといえます。自分で情報を集めるだけでなく、葬儀やお墓のプロに相談をして、埋葬方法の種類や費用を案内してもらうのも良いでしょう。

※1.【永代供養墓普及会】樹木葬(自然葬)
https://eitaikuyou.net/jumokuso

※2.【株式会社 加登】ご存知ですか? 樹木葬とその形態、システム
https://www.forever-kato.co.jp/topics/index.php?t=000077

※3.【創業四百年石長】樹木葬とは?気になる費用やその流れを解説
https://www.ishichou.co.jp/ohaka/about_grave/jyumokusou

※4.【樹木葬なび】樹木葬の費用について
https://www.e-jyumoku.com/price/

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