本日は奈良県橿原市にある香久山霊園のお墓づくりをご紹介いたします。
既存の巻石をそのまま使用しての施工となります。納骨室下のコンクリート基礎を十分に養生して強度が確認されたので、いよいよ石積工事に取り掛かります。
コンクリート基礎の上にモルタルと石材専用の接着を使用しながら水平を調整して白御影石の納骨室部分を組み立てていきます。
周りに砕石を敷き詰めて、清潔感の有る白御影石の納骨室が出来上がりました。
納骨室の開口部には石塔と同じ黒御影石を使用して統一感のあるお墓に仕上げています。
仏石(竿石)と上台など石と石の間には、長年建設業界でも使用されてきた免震性の高いブチルゴムのシートを挟んで積み上げていきます。この黒いゴムシートが地震の揺れから大切なお墓を守ります。
関西地方では、白御影石や青御影石の和型の石塔が多く建てられます。 こちらの霊園でも9割以上が和型の白御影石の石塔が建てられています。
そんな中で黒御影石の洋型の石塔が際立っています。 仏石(竿石)の左下と右上に刻んだ桜の花模様がバランスよく配置された重厚感のある素敵なお墓の完成です。
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