本日は東京都豊島区にある寺院墓地でまごころ職人が施工したお墓づくり(基礎工事)をご紹介します。
古いお石塔を解体した後に通路面から30㎝程人力で掘り下げます。
古いお墓の地中の路盤が軟弱だったのでランマーで十分に転圧をしました。
直径15㎝内外の割栗石を敷き詰めてランマーで再度転圧を行います。
その後に目詰め砕石を敷きつめて、もう一度ランマーで十分に転圧をして地盤の強化をはかります。
鉄筋は10mm以上でピッチ(鉄筋同士の間隔)を20㎝以内を基準とします。
また、型枠と鉄筋の被りは5㎝以上確保します。
生コンを打設する際にグラつきが出ないように番線でしっかりと固定します。
配筋後は、ピンコロ石のスペーサーを用いて鉄筋を浮かせて設置し地中からの錆を防ぎます。
四方と納骨室の壁になる部分は化粧型枠で囲い生コンクリート打設時にズレ等が
生じないように型枠同士を木片で固定します。
寺院墓地は通路が狭くポンプ車が届かないことも有り一輪車で生コンクリートを運んで流し込みます。
本日の配合は、20(呼び強度)-18(スランプ)-20(骨材最大寸法)の生コンクリートを使用しました。
打設後は、バイブレーターで適度な振動を与えて、内部の気泡を除去してコンクリートの
密度を高め、骨材が均等に分散した強い基礎に仕上げます。
生コンクリート打設後は、コテを使用して表面をなだらかに仕上げます。
この後は、ブルーシートで囲んで一定期間養生をして基礎工事の完了です。