もうすぐ春彼岸です。
今年は3月18日(月)~3月24日(日)までお彼岸に当たります。
期間中、お墓参りにいきお線香をあげる方がほとんどだと思います。
その「お線香をあげる」行為にどのような意味が込められているのでしょうか。
お線香は故人の食べ物
「人は亡くなったあと、仏の世界へ旅立ち生まれ変わるまでの四十九日間、香を食す」と言われています。
亡くなったあと、食べ物を味わったり飲み込んだりできないため、お線香の香りだけを食べると考えられているそうです。
最近では、白檀(ビャクダン)などの香木の香りやラベンダーやフローラルなどのアロマ系の香りのついたお線香があります。
故人が好きだった香りのついたお線香をあげて供養することで喜んでもらえるのではないでしょうか。
お線香で故人と心つながる
お線香をあげる行為にはもう一つの意味があります。
お線香をあげる方、ご自身の心身を清める意味も込められておりますので、
お墓参りで故人に挨拶をする前に心と身体を一掃することをお勧めします。
ご自身の身を清めたあとは、仏様と向き合い、近況報告や想い出話し、また生前に話せなかったことなどを伝えることで心を通わせ繋がると思います。
今の自分があることをご先祖様に心から感謝してお参りされてはいかがでしょうか。
寺澤美紀