先日、お墓のご相談を頂いたお客様がおっしゃっていた一言です。
昨年、息子さまを亡くされたお客様だったのですが、
葬儀が終わり、当分の間は何もする気が起きなかったそうです。
それでも、家族や親戚に背中を押され、そろそろお墓をという話になったそうです。
しかし、実際にお話を伺ったときにはすでにお墓のデザインを明確にお決めになられていました。
ここまで、決められているお客様は珍しかったので、
そこで「ここまで決めていらっしゃる方は珍しいですよ」とお伝えしてみました。
少し間が空いた後、ぽつぽつと理由についてお話しをされました。
息子はデザインの仕事をしていました。だから、いわゆる普通のお墓だと「親父。かっこいいお墓にしてよ。」
と怒られるんじゃないかと思って、このお墓にしたんです。この角が丸くて色もいいでしょ?それと、この彫刻も息子らしくて…
と生前のエピソードも交え、楽しそうにお話されていました。
「これが、息子への最後のプレゼントです」最後にはそのようにもおっしゃっていました。
お墓をプレゼントとお話するお客様に初めてお会いしました。
墓石店のものとして、このようなお墓づくりをお手伝いできることはとても光栄に思います。
一生に一度のお墓づくりです。
後悔しないように楽しみながらお墓を建てていただければと思います。
これからもご家族の愛のシンボルであるお墓づくりをお手伝いしていきます!
本間