「市営霊園の抽選で、希望の場所が当たったんです。
お墓のカタログだと、わからないように資料を送っていただけませんか?」
と、カタログのご請求をいただきました。
今までもこのようなご希望をいただいた事もありますので、
何かご事情がおありなんだと思っていました。
翌月このお客様から、無料のお見積りのご請求をいただき、
ご事情がわかりました。
『今回、両親には内緒でお墓の計画をしています。
結婚45年なので、記念サプライズにしたいのです。
前々から、「お墓を建てるなら、こんな感じがいいな。」と話はしていましたが、
なかなか気に入る墓地が見つからず、今まで建てる事ができませんでした。
ようやく両親が気に入る墓地が決まったので、両親の理想のお墓を建てたいと思っています。』
ということでした。
てっきり複雑な事情を想像していた私は、驚きと共にとても嬉しくなり、
私が出来る事は、微力ながら協力させて頂こうとワクワクしながら
サポートさせていただきました。
お見積書や完成予想図は、もちろんお墓とはわからないように娘様にお送りして、
連絡などもメールで進めていきました。
娘様は、ご両親が『エンディングノート』を付けている事と
ノートを保管している場所もご存じでいらっしゃって、
そのノートをこっそり見ながらお墓の計画を進めていきました。
エンディングノートには、『座って話せるスペースを作って、楽しくお墓参りをしてほしい。』という記入があったとおっしゃっていましたので、
私どもからは、テーブルとイスを墓石の前に設置したデザインでご提案させていただきました。
ご契約いただいた後の、墓地での打ち合わせ当日、娘様とお母様がいらっしゃり、
そこで初めて娘様から、お墓をプレゼントする事をお母様にお伝えしました。
お母様は、とても感激して喜んでいらっしゃったそうです。
私まで親孝行をした気持ちになり、お墓づくりに参加させていただいたことに感謝しました。
今日も家族の絆が強まるお墓づくりをサポートします!
成田 めぐみ