「カタログを取り寄せてから3年もかかってしまったが良いお墓ができたと思います。」
先日、お墓を建てさせていただいたお客様がポロっとこぼした一言です。
今回は新しく建てるのではなく、お建て替えをご検討されているお客様でした。
50数年前にお父様が建てたお墓があり、だいぶ古くなってきていたそうです。それに加えて阪神大震災で倒れて、傷だらけだったそうです。
ご主人様も心痛めていたそうですが、それよりも奥さんが「何とかしないといけない!」と張り切っていたそうです。
理由を聞くと「いずれ夫婦で入るお墓なんだからちゃんとしたものにしようと」お話をされていたようです。
デザイン(形と石)は決まっていたのですが、仕事や子供の進学なども重なり年はお墓の計画が止まっていたそうです。
仕事もプライベートも落ち着き、「そろそろお墓を」と思った矢先に奥様が急にお亡くなりになられたそうです。
ショックのあまり一時はお墓はもう少し先にしようと思ったそうですが、
「妻と話し合って決めたお墓なんだから、早く建てよう」と思いなおしたそうです。
ご主人曰く、「妻との約束です。」
奥様とのやりとりとお話しいただいたときは、夫婦で会話されている姿が見に浮かびました。
きっと「お墓の形はこれがいいよね」「でも石の種類は明るい方がいいよね」と
仲良くお話しされたのだと思います。
お墓づくりは大変ですが、家族の思いが詰まった大切なものです。
このブログを書いているいる今も、「お墓っていいな」と改めて感じさせられます。
一生に一度のお墓づくり。これからもご家族の愛のシンボルであるお墓づくりをお手伝いしていきます。