お墓の彫刻といえば、「○○家之墓」や「家紋」などのものが彫刻されるというイメージがあるかと思います。しかし、実際にはご自身の家紋を知らない…という方も多いようです。
家紋を調べる
家紋は仏壇(最近は仏壇に家紋を入れない事もあります)や紋付(家紋の入っている着物)を見ていただくとわかることが多く、本家のお墓に家紋の彫刻でもわかる場合があります。
先日、お客様から家紋についてお問い合わせをいただきました。
本家と疎遠になっているという事情もあり、家紋をあまり見ることもなく、初めて家紋を調べたそうです。
ですが、そのお客様は最終的に家紋をのないデザインのお墓をおつくりしました。
好きな家紋を作る
家紋は「決まった形があり、それを使用しなければいけない。」と思われ勝ちです。ですが実際のところ、そういった決まりごとはありません。
家紋は自由に作ることができるのです。
ある日、お客様から「自分たちで家紋を作りたい」とご相談いただきました。
お客様に作りたい家紋のイメージをお伺いしデザインをお作りさせていただきました。ご自身で家紋の意味や名前などの細かい部分まで考えていて、まるで昔からあるような素晴らしいデザインの家紋が出来上がりました。
お客様から「良い家紋をデザインしてくれてありがとうございます」という言葉をいただいて、私もとても嬉しく感じました。
実は私もオリジナルの家紋を合わせたお墓づくりというケースは初めての体験でした。
そのお墓づくりのお手伝いをすることができたので、お客様には本当に感謝しています。
ご自身の家紋について疑問や知りたいことなどありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。(家紋のことについて随分詳しくなりました!家紋のことなら何でもご相談ください!)
まごころ価格ドットコムでは、お客様のさまざまなご要望にお応えしております。ご遠慮なくいつでもお問い合わせください。お客様からのお問い合わせ心よりお待ちしております。
今日もまごころ込めて、みなさまの「お墓」についてサポートいたします!
山本
今までのお墓が古くなってきたから、新しく建替えたいというお客様がいらっしゃいました。
その方のお墓は背の高い和型のお墓でした。周辺でも建替えをしているお墓があり、背の低い洋型が多いとのことでした。
洋型ならではの彫刻
和型だと墓石正面には、「○○家之墓」や「先祖代々之墓」などを彫刻される方が多いです。
しかし洋型の場合は、「ありがとう」や「やすらかに」などの文字を彫刻して「さくら」や「バラ」などのお好きな花をバランスよく彫刻される方が多くいらっしゃいます。
故人が好きだったお花
この建替えのお客様は初め、萩の花を彫刻するということで考えていました。
しかし、ご家族で話をしているうちに亡くなったお母様が生前「さくらの花が好きだった。」という話になり、さくらの花を彫刻しようということになりました。
私どものカタログには、さまざまなお花の彫刻デザイン案をのせております。もちろんカタログの価格には、お花の彫刻料金も含めているのでお好きなお花をお選びください。
お客様に『ここで建てて良かった。』と思って頂けるよう頑張ります!!
乙部
お参りに行かれた際にお墓の裏面(もしくは右側面)に彫刻した文字が赤くなっていることがあります。なんだろう?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで墓地で見かける赤い彫刻ついて、墓石ディレクターの私がご説明いたします!
赤字は生きてる証拠
お墓を建てる際にお墓の裏面(もしくは右側面)に建てた方の名前を彫刻するのですが、そこに赤い色を入れる場合があります。専門用語では「朱(しゅ)を入れる」といいます。実はこれには意味があります。建立者(建てた人)がまだ生きていることを表します。これは寿陵(じゅりょう)といい生前にお墓を建てたお墓に多く見られます。もともと「朱」を入れていたのはお寺で生前に戒名を頂き、墓石に彫刻する時に入れられていました。仏教において「戒名」は、仏門にした証であり、戒律を守るしるしとして与えられる名前です。そして、墓石に戒名を彫る場合にも生前に頂いたものと分かるように朱色を入れていた事から、建立者の名前にも朱を入れ「まだ生きています」とするようになったのです。
赤字は入れないとダメ?
お客様からの多い質問で、うちは生前墓なんだけど「赤い色(朱)」は入れないとだめ?とお問い合わせいただくことがあります。決まりではないので絶対いれなければいけないという訳ではございません。ただし、お墓の作り方は地域によって様々です。例えば大阪、兵庫などので関西地区では生前墓ではない場合でも「朱」を入れることがあります。お墓づくりに迷ったら周りのお墓を参考にしたり私たち専門家にお問い合わせください。皆様のお墓づくりを全力でサポートさせていただきます。
本間
墓石の彫刻部分への色入れについて、お問い合わせをいただくことがあります。
彫刻文字への色入れは、使う石の種類や地域などにより異なります。
彫刻部分に色をお入れする場合は、白または黒色が多いです。九州地方では金色をお入れする地域もあります。
文字彫刻の色入れについて
白御影石の場合には、彫刻したままだと、文字が見えづらい場合があります。
白御影石に白色をお入した場合、彫刻文字が見えやすくなり、優しい雰囲気になります。
黒色をお入れした場合は、彫刻部分がはっきりとして、離れたところからでも見えやすくなります。
黒御影石は、色を入れず、彫ったままという方もいらっしゃいます。
白色をお入れした場合には、色のコントラストがはっきりと出て大変見やすくなります。
お花など細かい模様を彫刻される場合には色を入れると模様がはっきりと見えてきれいです。
文字彫刻部分のメンテナンス
彫刻に色をお入れした場合には、何年かすると塗料がはがれてくるため定期的なメンテナンスが必要になります。
また、建立者がお亡くなりになり、朱色を入れた彫刻部分の色取りなどが必要になる場合もあります。
私どもでは、彫刻の色入れ、色取りなどアフターサービスを行っております。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
太田
お盆も終わりお墓参りを済ませ、皆様の気持ちもリフレッシュしていらっしゃるのではないでしょうか。
お墓参りのタブー
日ごろから様々なご相談をお客様からいただいています。
先日、とても慌てたご様子のお客様からお電話をいただきました。『お盆の後なので、ゴミなどまわりにご迷惑がかかると申し訳ないと思い、お墓の掃除行ったのです。そうしましたらお墓に缶ジュースが置かれておりまして、墓石に丸い錆が付いてしまったのです。先祖の事を思って、誰かが置いていったと思うのですが…。落とす方法はないでしょうか。』とご相談のお電話でした。
プロに相談しましょう
未開封の缶だったら、カラスなどにイタズラされないと思われたのかもしれません。缶はアルミやスチール製のものが多く、墓石の錆や腐食の原因になります。
お墓にお供えした物は、お持ち帰りいただき、ご家族様で召し上がるのが宜しいと思います。
付いたばかりの錆でしたら、もしかしたら落ちるかもしれません。ただ、落ちないからと強く擦ったりしますと、大切なお墓に傷が付いてしまうかもしれませんので、状況が悪化する前に、私ども墓石店へご相談されることをお勧めいたします。
錆取りの薬剤がございますので、お気軽にご相談くださいませ。
成田