お盆でお墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか。
墓石の正面には、さまざまな彫刻がされています。
「○○家先祖代々之墓」の他に、「南無阿弥陀佛」のように宗派に合わせて、お題目を彫刻されているお墓も多くあります。
宗派ごとのお題目
・浄土宗・・・南無阿弥陀佛
・浄土真宗・・・倶會一處(くえいっしょ)、南無阿弥陀佛
・禅宗(臨済宗・曹洞宗)・・・南無釋迦牟尼佛
・日蓮宗・・・南無妙法蓮華経(ひげ文字-筆端をひげのように長くのばして書かれたような書体)
・日蓮正宗・・・妙法蓮華経(ひげ文字)
・神道・・・先祖代々之奥津城(奥都城)
・天台宗・・・南無阿弥陀佛
・真言宗・・・南無大師遍照金剛
などさまざまです。
ことばやお花の彫刻
宗派ごとのお題目をご紹介いたしましたが、必ず彫刻しなければいけないという決まりごとはございません。
最近では、「絆」や「ありがとう」などのことばと一緒に、お花の彫刻をお入れする方も多くいらっしゃいます。
彫刻の内容で、お墓全体のイメージも大きく変わってきます。
ご希望をお知らせいただければ、ご依頼の彫刻をお入れした完成予想図をお作りしております。
彫刻について、ご希望やご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
太田
私ども、まごころ価格ドットコムは、全国からお墓つくり、お墓じまい、墓彫刻のご依頼を承っております。
最近は『そちらで作ったお墓ではないのですが、彫刻をしてもらえますか?』というご依頼も増えてまいりました。
他店で作ったお墓への彫刻も、もちろん承っております。
ご連絡をいただきましたら、担当の営業がしっかりと対応いたします。
どうぞご安心ください。
お墓は建てて終わりではなく、お客様と石材店とのお付き合いは長く続きます。
追加の彫刻を頼むのは近くのお店でも良いか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は、ぜひ私どもへご連絡をいただきたいのです。
私どもでは、実際のお墓を拝見して拓本をとり、できるだけ現在の彫刻書体に合わせて彫刻をいたします。
彫刻をする前には、彫刻案をおつくりして間違いがないかご確認いただいてから彫刻をいたします。
彫刻の他、朱色を取ったり剥げかかっている色の補修なども可能です。
大切なお墓の事ですので、ご連絡をいただければ、私どもまごころアドバイザーがご相談を承ります。
お墓を建ててしまった後も、お墓まごころ価格ドットコムにお任せください!
今日もまごころ込めて、お墓づくりをサポートいたします!
山本さくら
お墓を建立する時、仏様が出た時など、墓石に戒名を彫刻する場面があると思います。
今回は戒名の構成についてご紹介いたします。
戒名は、仏の世界における故人の名前のことを指します。戒名が与えられることにより、仏の世界へ入ることを許され、同時に仏教の戒律を守る証ともされています。
宗派によって呼び方が異なり、天台宗、真言宗、曹洞宗などでは「戒名」、浄土真宗では「法名」、日蓮宗では「法号」と呼びます。
戒名の構成
戒名とは基本的に「○○院□□△△居士」というように、院号・道号・戒名・位号から構成されます。
<院号 ○○院の部分>
かつては高貴な人や、社会的に高い貢献をした人に与えられていました。院号より高貴な尊称として「院殿号」もあり、大名などにつけられておりました。
<道号(釈号、誉号) □□の部分>
戒名の上につけられるもう一つの名前で、号や字(あざな)にあたるものです。故人の趣味や人柄、性格などを意味する文字が当てられることも多くあります。
<戒名(法名、法号) △△の部分>
本来の戒名はどんな身分の方でもこの二文字で、仏の世界では平等であることが表現されています。生前の名前から1文字とって入れることが多いようです。
<位号(性称・尊性) 「居士」の部分>
位号は戒名の下につけられる尊称です。仏教徒としての位をあらわし、性別や年齢、地位により異なります。
位の高い順に、大居士/清大姉、居士/大姉、禅定門/禅定尼、清信士/清信女、信士/信女となります。
墓石への彫刻は?
お位牌などを見ると、戒名の上に「妙法」「法名」「新帰元」「梵字」などが書かれてあることが多くあります。実は、これらの文字は戒名を構成する文字ではありません。
同じように、戒名の下にある「霊位」「位」などは、置字と言われ、こちらも戒名ではありません。その為、墓石に彫刻する場合は「戒名」のみを彫刻します。
私どもでは墓彫刻のご依頼も承っております。
彫刻につきましてご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。

太田
本日、3月14日といえば…「国際結婚の日」です。
1873年(明治6年)3月14日、日本で外国人との結婚が公式に認可されたのを記念して定めらました。
「愛に国境は無い」今では当たり前のことですが、当時はとても革新的な事だったかもしれません。
お墓のデザインにおいても、最近では縦に長い和型のお墓より、背の低い洋型のお墓を選ばれる方が
多くいらっしゃいます。
お墓もグローバル化しているといえるのではないでしょうか。
世界中にある「お墓」
かたちは違えど、お墓は世界中にあります。
仏様を想う気持ちが万国共通だということですね。
世界にはどのようなお墓があるのでしょうか。
今回は映画などでも目にすることが多い「キリスト教」のお墓について
お話をさせていただきたいと思います。
土葬が主流だったが…
キリスト教のお墓は、基本的に土葬というかたちで埋葬いたします。
(キリスト教は「死者は復活する」という考えがあるため、遺体を焼くのはタブーとされている)
しかし、最近ではキリスト教であっても火葬を選ぶ方が多くなってきました。
火葬が増えた理由としては、より衛生的で土葬よりも費用を節約できるということがあるようです。
※キリスト教ではお墓を作らないことを選ぶ方もいらっしゃいます。
「人は亡くなると、天に召される」という信仰のもと、必ずしもお墓を作るという概念がないようです。
キリスト教のお墓といえば、映画等でよく見る十字架のものや、洋型墓石が一般的です。
しかし墓石に関して特段制約がないので、デザインも自由に家族で選ぶことができます。
またクリスチャンであることを表わす「洗礼名」を彫る人も多いです。
その場合は、俗名と生年月日から亡くなった日なども彫刻されます。
※「洗礼名・俗名・生まれた日~亡くなった日・召天または帰天・○○歳」という
内容の彫刻が多いようです。
お墓は故人に会いに行く場所
キリスト教では、お墓は故人に会いに行って思い出を懐かしむ場所でもあり、
神様へのお礼やこれからの家族や、自分のことを改めて見つめなおす場所という意味があります。
故人が眠るお墓を掃除し、お花を供えて礼拝
…このような流れは、私たちがお墓をお参りする様子と同じですね。
今年は3月18日が「彼岸入り」です。
私も春の暖かな日差しの中、お墓参りに出かけたいと思います。

山本
墓誌(ぼし)とは、お墓の横に建てられる石の板のようなものです。
宗派や地域により「墓標」「霊標」「戒名板」「法名碑」とさまざまな呼び方があります。
墓誌には何を彫刻する?
墓誌には「そのお墓に誰が埋葬されているかを記す」という役割があり、一般的には、お名前やご戒名(法名)、没年月日、年齢などが彫刻されています。
ご先祖様がどのように生き、どのように亡くなっていったのかを知ることで、家族の歴史を後世に伝えていくことができます。
ご戒名は彫刻せず、お名前を彫刻する場合や、没年月日と一緒に生年月日を彫刻する場合もございます。
中には略歴などを刻まれる方もいらっしゃいます。
彫刻につきまして、決まりごとはございませんが、お位牌の内容に合わせて彫刻される場合が多いようです。
ご戒名をまとめる方法
お建て替えなどの場合、お客様から「ご先祖様がたくさんいて、全員彫刻するのは大変」と相談されることがあります。
ご戒名をまとめる方法として、墓誌の先頭に「○○家先祖代々之諸精霊(しょしょうれい/しょせいれい)」と彫刻する方法がございます。
その後ろに、新しい仏様のご戒名を彫刻していきます。
三十三回忌など節目を迎えられたご先祖様までをまとめる方、建立者様から見て祖父母や父母の前のご先祖様までをまとめる方などさまざまです。
私どもでは墓彫刻のご依頼も承っております。
彫刻につきましてご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。

太田