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お墓のデザインって全部一緒でしょ?知っておきたいお墓のデザインのあれこれ。

公開日:2019/1/26

お墓というとどんな形を思い浮かべますか?

いかがでしょうか。皆さん四角い長方形の形のものを思い浮かべたのではないでしょうか。多くの人の先入観の中にお墓はそういうものだというステレオタイプな思い込みの人がほとんどだと思います。

実はお墓はデザインひとつとっても、とても非常に多くの種類があり、しかも石の種類なども考えると、何万通りもの組み合わせからになりますので、作る方の数だけ、お墓というのはオリジナルがあるといっても過言ではないかもしれません。

今回は、いわゆるお墓の形以外にどんなデザインのものがあるかをご紹介してまいります。

お墓のデザインの種類

それでは早速ご紹介してまいりたいと思います。お墓のデザイン種類は大きく分けて3種類+αという感じになります。

和型墓石

和型の墓石は、仏舎利塔や五輪塔をモチーフにそれを簡略化したものとされています。

石塔加工としましては土台・中台、芝台というように積み上げられて作られております。

いわゆる一般的なお墓の形ををしていて最も有名な形のもので、大体黒い石(黒御影)や白い石(白御影)が基本的に使われてきましたが、最近ではいろいろな色のピンクや茶色といったい石も選ばれるようになっています。

また一般的な形として見られていますが、その中にも種類があり、少しづつ違いがあります。

最近モダン的で華やかで人気が高くなってきた洋型のお墓に比べると少し昔からある和型は古めかしい印象がありますが、また近年になり、江戸時代から長年続いてきている伝統的な格式や威厳のようなものがあると改めて見直されているといいます。昔から親しまれてきた安心感もあるという声も多く聞きます。

和型の種類

一般的なデザインの中にも、形などによって作りがそれぞれで多少違うものがありますのでそちらをご紹介いたします。

神道型
神道型と呼ばれる石碑は石の頭部がトキンと呼ばれる加工が施されていて、角垂上になっているものが多いのが特徴です。これは経験者がかぶったといわれている布の頭巾の形になっているといわれております。
五輪塔
和型の中には五輪塔が立てられていることがあります。これは霊魂が解脱した際に成仏する姿を形にしたものでご先祖様を祭るために作られるそうです。

五輪塔の五にもしっかりと意味があり「宇宙の五要素」をあらわしていると言われていたり人の体の五体をあらわしているともいわれます。
宝篋印塔
宝篋印陀羅尼経と呼ばれるお経があり、それを納められるために作られているもので、そこからその名前がついたといわれています。

洋型墓石

近年増加しているモダンな感じでおしゃれな形をしているのが洋型墓石です。

大きな特徴としては和型の墓石と比べて幅が広く作られていて、台石が一段や二段で作られることが多く、それにより高さは低く作られているものが一般的に洋型墓石と呼ばれています。最近は非常にこの形が、人気が出てきているため区別をするために「和型」「洋型」という言葉ができたといわれています。

最近はお墓に使われる石材も外国産で様々な色が使われるようになってきて、それらの石が洋型に合うところから、ここ近年になって洋型のデザインの墓石が増えたといわれます。

また和型と違って刻む文字も自由に好きな文字を刻めるものが多いのも、大きな特徴で、特に決め事が特にないので、故人の意思を形として残すことができ足りするメリットがあります。特に首都圏近郊で新しく作られるお墓の3割から4割はこの洋型といわれています。しかしまだ中には、洋型のお墓を規制している霊園などもあるようですので、しっかりと確認することも必要になってきます。

洋型のデザインの種類

洋型のお墓の人気はその多様なデザインができると呼ばれるところですが、大きく分けると3種類程度に分けられます。

標準型
洋型の一般的な人気なのが標準型と呼ばれる形になります。

あまり高さがないタイプで、それでも安定感があるため非常にすっきりと見えます。

また使う石材の量が和型に比べると少なくて済むところから、費用を抑えられるというメリットがあるようです。
洋平型
標準型よりもさらに低く作られているタイプで、地面に対して平行な形で墓石が置かれるタイプになり、より海外風なお墓を望んでいる人たちに人気があります。
縦洋型
縦洋型のお墓は、和型に近いですが墓石のデザインが洋風になっているものです。高さはほしいけど、周りの人とは少し違うデザインをという型にお勧めできる型です。

デザイン墓石

デザイン墓石は、まったく縛りがなくお墓を作る人が、自由な発想で個性的なデザインをしていいものです。故人が好きだったものを形にしたりすることもできます。

例えばサッカーが好きであればサッカーボール型のお墓

本が好きであれば、本型のお墓

愛車をそのまま墓石で作ってお墓にする人もいるそうで、お墓の霊園の中でも注目されること、間違いなしの世界で唯一のお墓を作ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一言でお墓といっても様々な種類があることがわかったのではないでしょうか。

せっかく作るのであれば、故人の意思を尊重するお墓を作ってあげたいと思います。しかしやはりオリジナルというのも、費用がなかなかかかってしまうもの、実際にどのくらいお金がかかるのかを知りたければ、下記をご覧ください。

墓石の費用ってどれくらい?周りの人はどれくらいかけているの?

やはり予算にも限りはあると思うので、全部が全部オリジナルにするというのは難しいかと思いますが、和型がいいか、洋型がいいかなどそういう部分はあらかじめ、要望を聞いておいてできるだけよい個人を偲んで天国から見ても納得してもらえるようなお墓を立ててあげたいものですね。


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