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墓石として多く利用されている御影石!その特徴とは

古くから建築用石材として使用されてきた御影石

御影石は岩石の分類としては花こう岩にあたり、日本でのみ御影石と呼ばれています。御影石という名前の由来は、兵庫県神戸市東灘区にある「御影」という地名から来ています。
この地が御影と呼ばれるようになったのは、その昔、神功皇后がこの地で化粧をされたとき、南西にある澤之井の水面に御姿が美しく映った、という伝説があるためです。
この地方で花こう岩が多く採掘されたことから全国的にも代表的銘柄として知られるようになり、特に墓石に使用される花こう岩が「御影石」と呼ばれるようになりました。

現在での御影石の主な産地は、福島県の青葉や吾妻、茨城県の稲田や真壁などが有名ですが、採掘量は年々減っており中国や韓国、インドなど海外からの輸入の比率が高くなっています。

御影石の種類としては、御影で採れる御影石を「本御影」と呼び、そのほか産地によって「吾妻御影」や「稲田御影」などがあります。またその色も一色ではなく、白御影石、青御影石、桜御影石、黒御影石、赤御影石の5種類があります。

青御影石は花こう岩のほかにせん緑岩を、黒御影石は花こう岩の代わりにせん緑岩や斑れい岩、ガラス質の安山岩が配合された石材です。赤御影石や黒御影石は日本ではあまり採掘されず、輸入石材が中心となっています。そのため国産のものは貴重品として高値で取引きされています。

そのほかにも肉眼で見える等粒状結晶の大きさによって「大御影」「中御影」「小御影」という種類に分類されることもあります。

御影石は地殻の奥でマグマが冷えることによって凝固した火成岩です。そのことからほかの石材よりも硬く、風化にも強く、吸水率が低いといった特徴があります。
また生成する素材となっている、石英やカリ長石などの鉱物の混ざり具合が一様ではないということも、大きな特徴のひとつで、同じ産地で採掘されたものであっても色や模様がそれぞれ微妙に異なっています。

御影石は耐久性に優れていることから、古来よりさまざまな建築物などに使用され、鳥居や道標、石垣などにも使われています。さらに墓石だけでなく、外壁や舗道といったさまざまな場所で御影石を見ることができます。

御影石と大理石の違いとは?

大理石は火成岩である御影石とは違い、岩石の種類としては石灰岩が圧力や温度の影響によってその特性が変化した変成岩にあたります。

英語では「マーブル(marble)」の名称で知られており、その美しい模様は多くの人に愛され続けてきました。大理石という名前は、かつて中国に存在した大理国という国で多く採掘されたことに由来します。

この大理国はフビライ・カーンの時代に、モンゴル帝国によって征服され滅亡しました。現在の主な採掘地はイタリアのトスカーナ地方やトルコ、ギリシャなどが有名です。日本では山口県や岐阜県などで多く採掘されています。

ギリシャのパルテノン宮殿やローマのコロッセオ、インドのタージ・マハルなどは大理石による建造物で、そのほかルネサンスの時代にミケランジェロが遺した多くの彫刻もまた、大理石を彫ったものです。
硬くて加工がしにくい代わりに耐久性の高い御影石に対して、大理石は柔らかくて加工がしやすく、色や模様の種類も豊富です。そのため大理石は細かい彫刻が必要な場合や、雨の当たらない室内の内装用の石材として多く使用されています。

一方で御影石は、細かい彫刻の必要がない場所や風雨の影響を強く受ける屋外の場所で多く使用されています。

日本ではどちらの石材が多く使われているの?

日本では多くの場合、墓石には御影石が選ばれています。

その理由として挙げられるのは、気温や湿度といった日本の風土に適した石材であることと、日本では昔から墓石に細かい彫刻を施すような習慣がなかったことです。そのため柔らかく加工のしやすい大理石よりも、耐久性がある御影石の方が好んで使われてきました。

一方ヨーロッパなどでは、墓石に細かい彫刻を施すことが多いため、御影石よりも柔らかい大理石の方が墓石の材料として多く使用されています。

こうした文化の違いが、使用する石材の違いとして表れているといえるでしょう。

とはいえ、日本では大理石を墓石に使用することがないかというと、そうでもありません。

和風のお墓であっても、大理石を使用したいというこだわりのある人もいます。ただし大理石を墓石として使用する際に気をつけるべきポイントは、御影石よりも風化するのが早いということです。

大理石は酸性雨の影響を受けやすいことも指摘されています。
大理石の魅力である美しい模様や色を長く保つためには、こまめに汚れをふき取ったり、石材によっては、撥水剤などによるコーティングを利用するといったメンテナンスが必要になってきます。それでも風化そのものを防ぐことはできませんので、時間とともに変化していく石の表情を楽しめるような心の余裕も必要でしょう。

このように大理石は御影石と違い、風化が早くて汚れやすいといった特徴があることをよく理解したうえで選ぶことが大切です。

墓石を選ぶ際には特徴や種類をよく知っておくことが大切!

日本では、墓石の石材として御影石が選ばれることが多いですが、大理石を使用した墓石もないわけではありません。白を基調とした明るめの石に独特のマーブル模様という特徴のある大理石は、特に海外風のお墓にしたい人などが好んで使用しています。
ただし大理石を墓石として使用する場合には、普段見かける御影石とは違い、風化が早いなどの特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。

一方で、古くから墓石として日本で使用されてきた御影石は、その採掘量が年々減少してきており、現在では輸入品に頼っているというのが現状です。
そのため国産の御影石はそれだけで値の張る高級品となっています。
また御影石のなかでも産地や色などによってさまざまな種類に分けられ、それぞれ価格も違うので、墓石を選ぶ際には色や価格、耐久性などを加味しながら、納得したものを選ぶようにしましょう。

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