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永代供養とお寺の関わり~お寺で永代供養はできるのか?

公開日:2023/10/17

近年選択肢のひとつとしてよく取り上げられるようになった「永代供養」ですが、この「永代供養」と寺院の関わりについてはあまり深くは知らない……という人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、この「永代供養」と「寺院との関わり」に注目して、よくある疑問に回答していきます。

永代供養とはどんなもの?

まず、「永代供養とはどのようなものか」について解説していきます。

永代供養とは、「継承者がいなくなった後であっても、墓地の運営団体がそのご遺骨の面倒を見ていく形式の埋葬方法」をいいます。

永代供養のかたちはさまざまですが、基本的には以下の3つのいずれかをとります。

1.一定期間は個別のお墓で眠り、一定期間経過後に合葬墓に合葬される方法

2.ほかの人のご遺骨と一緒に埋葬される「合葬」を、初めから選ぶ方法

3.個別のお墓やスペースで眠り、どれだけの時間が過ぎてもほかの人と一緒に合葬されることはなく、個別に眠り続けられる方法

このなかでもメジャーな方法は1あるいは2です。3の形態をとる墓地もありますが、これは非常に少数です。そのため3の形態を希望するのであれば、初めからこれを第一の条件として墓地探しをしなければなりません。

なお下記では「一般的な墓石を使って眠る形態」を想定していますが、墓石だけでなく、樹木の下などに眠る方法もあります。こちらの場合は特に「樹木葬」と呼ばれます。

永代供養とお寺の関係~よくある質問に答えます

永代供養の基礎知識を紹介したところで、ここからは「永代供養とお寺の関係に関するよくある質問」について答えていきます。

Q1.現在寺院墓地を利用して、個別のお墓を建てている。これを永代供養に切り替えることはできる?

A1.基本的には可能

「先祖代々のお墓がA寺院の墓地にあるが、自分は一人っ子であり、配偶者や子どももいない。将来的にお墓の面倒を見る人がいなくなる」という場合、自分が健康なうちに、先祖代々のお墓を墓じまいしてしまい、合葬墓にご先祖様のご遺骨を入れるという選択肢が非常に有用です。

この場合は、同じ寺院内での移動になるため、寺院とのもめごとも起こりにくいでしょう。

Q2.遠方のお寺で永代供養をしたい

A2.菩提寺にまずは相談を

「先祖代々のお墓が青森にあるが、自分は東京に出てきた。今後も青森に帰る予定はないので、東京でご先祖様のご遺骨を永代供養していきたい」という場合は、まずは青森県の菩提寺に相談するのも一つです。青森県の菩提寺から、東京にある同宗派の寺院を紹介してもらえることもあります。

なお、「菩提寺と疎遠になっている状態になってしまっているが、宗派は分かる」などの場合は、東京でその宗派のお寺に相談してみるとよいでしょう。ちなみに墓石から宗派が分からない場合であっても、仏壇を見れば宗派が分かることもあります。仏壇の飾り方には、宗派ごとの違いが見られるからです。

Q3.寺院墓地にあった先祖代々のお墓を墓じまいして、市営墓地などの永代供養を利用したい

A3.寺院に相談すればOK、市営墓地などへの改葬は可能

この場合は、まずは先祖代々のお墓があった寺院に「改葬を考えていること」「墓じまいをすること」を告げます。また、同時進行で新しい墓地との契約も進めていきましょう。

なお改葬するためには、先祖代々のお墓があった寺院―市役所―改葬先の墓地のそれぞれから必要書類を受け取る必要があります。

Q4.寺院の永代供養を利用したいが、宗教・宗派が違う……

A4.現在は「生前の宗教・宗派は問わない」というところが多い

現在は寺院運営の墓地であっても、「生前の宗教・宗派は問わず、どのような人でも墓地を利用できる」「永代供養というかたちで、違う宗教・宗派の人も受け入れる」としているところが多くあります。このようなところを利用すれば、生前に信仰していた宗教・宗派に関わらず、永代供養というかたちで弔っていくことができます。

ただし寺院墓地の場合は、「生前の宗教・宗派は問わないが、その後の供養はその寺院の宗派の形式で行う」としているところが多く見られます。そのため、「永代供養は利用したいが、その宗派の供養の方法はとってほしくない」という場合は、慎重に墓地の選定をする必要があります。

また、数は少ないものの、「在来仏教以外の信徒は埋葬不可」としている寺院もあるので、事前にこの点はチェックしておく必要があります。

まとめ

現在は昔に比べて宗教への帰属意識が薄まっているといえます。ただそのような現在であっても、「埋葬」に際しては、寺院との関係を考慮したり、寺院墓地が選択肢に入ってきたりすることはよくあります。

寺院ごと・墓地ごとに考え方に違いはあるため、埋葬あるいは改葬を行う際には、その寺院・その墓地の方針をしっかりチェックする必要があります。また不明点は早めに問い合わせるようにしましょう。

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