タグ

法要納骨

納骨の流れ!正しい手続きの方法は?


家族や親戚が亡くなった場合、葬儀を執り行い納骨までをつつがなく済ませる必要があります。先祖代々のお墓がある場合には、親戚などの法要に参加して大体の流れを知っている人も少なくないでしょう。
しかし、初めての納骨ともなるとどういった流れで、どんな手続きが必要なのかわからず不安に感じるものです。
ここでは、死亡から火葬、納骨までの流れや、納骨に必要な手続き、納骨の時期、納骨に必要なものなどを詳しくご紹介します。

死亡から納骨までどんな手続きが必要?

人が亡くなってから納骨までにはやらなければならないことがいくつかありますが、まずは死亡確認をしてもらった医師に死亡届を発行してもらいましょう。死亡届は、故人の死亡の事実を知った日を含めて7日以内に、故人の本籍地・届出人の所在地・亡くなった土地のいずれかの市区町村へ提出する必要があります。
その際に死体埋火許可申請書を提出し、死体火葬許可証を発行してもらうことができます。
もし亡くなった方が公営墓地を使用していた場合は、使用者の名義変更手続きが必要です。(※1)
その後、火葬場へ死体火葬許可証を提出し、火葬を行ってもらいます。死体火葬許可証は再発行ができないとても大切な書類です。絶対になくさないよう気をつけましょう。火葬が終わったら、火葬場の方に死体火葬許可証へ捺印してもらいますが、これが死体埋葬許可証となります。
ここまでの手順が済んだら、実際に墓地へ納骨してもらう手続きに入ります。
火葬場で発行してもらった死体埋葬許可証と墓地使用許可証を墓地管理者へ提出し、納骨当日の流れなどを確認しましょう。(※1)

納骨はいつすればいい?

実は納骨する時期については具体的な決まりはありません。お墓のあるなしによっても異なりますが、一般的にお墓がある場合は、四十九日の法要に合わせて納骨することが多いようです。
ただし、住んでいる地域や宗派によって、葬儀の当日や初七日の法要時に合わせて納骨するケースもあります。(※2)
また、親族が遠方に住んでいて集まるのが大変な場合も、葬儀直後に納骨する場合があります。四十九日の際に納骨する流れを見てみましょう。
まずは僧侶による読経と参列者の焼香などで法要を行い、その後墓所へ移動して納骨の法要を行います。場合によっては、僧侶や参列者を招いての会食を開くこともあります。基本的に四十九日の法要と墓所での納骨は別物と考えられているため、同日に行うとしても僧侶へのお布施は別々に用意するようにしましょう。
お墓がない場合は納骨時期をずらし、お墓が建ってから納骨することになります。
その場合、四十九日に間に合わせるのは難しいので、一周忌から三周忌までを目安に納骨するといいでしょう。(※2)
墓所が完成するまでの間は、火葬してもらった遺骨を自宅に安置しておくことができます。しばらく時間を要するケースでは、寺院などの納骨堂に一時預かりとして遺骨を安置してもらうことも可能です。

埋葬許可証がないと納骨できない

火葬場で火葬を行ってもらうと、事前に提出していた死体火葬許可証に捺印してもらい、死体埋葬許可証を発行してもらうことができます。「埋葬」という言葉があるので、墓地に埋葬する際には欠かせない重要な書類となりますが、実は墓地への埋葬以外でも必要になります。(※2)
たとえば、お墓をすぐに用意できない、お墓を建てずに納骨堂で遺骨を預かってもらいたいなどの理由から、納骨堂を選択する人も少なくありません。
このような場合でも埋葬許可証がなければ遺骨を預かってもらうことはできないのです。お墓がないので自分たちには必要ない書類と判断せず、発行してもらった後はきちんと管理しておくようにしましょう。

納骨式までの流れ

ここでは、お墓に納骨をする流れをご紹介します。
まず行うのは施主を決めることです。
施主とは、法要を行う主宰者のことを指し、一般的には葬儀で喪主を務めた人にあたります。
次に納骨式の日時を決めましょう。
一般的には四十九日や一周忌の法要に合わせて行うことが多いですが、一周忌の場合には命日よりも前に行うのが良いとされています。
また、通常新しいお墓を建てたときには、僧侶に読経してもらい開眼法要を行ってもらいますが、納骨式と同じタイミングで行うことも多いようです。(※2)
お世話になる寺院に相談してなるべく早めに日程を確保しましょう。
また、納骨式当日は石材店の方にも来てもらう必要があります。
お墓の遺骨を納める納骨室のことをカロートと呼びますが、カロートの入り口は通常石版などでふさがれています。石材店には納骨する際の扉の開け閉めや、墓石への戒名の彫刻などをお願いします。墓地の管理事務所へも納骨式の日時を連絡し、当日持参する物などの確認をしておきましょう。納骨式に向けて、墓所も気持ちの良い状態に整備しておく必要があります。墓石の清掃や植木の刈り込み、備品の点検などが必要です。
さらに、納骨式に参列してもらう人に案内所を送付し、出欠の確認を行います。
当日は、法要後に参列者を招いて会食を開くことが多く、会場の準備や料理の手配などで人数の事前確認が必要になります。参列者への引き出物や僧侶への謝礼などの準備も欠かせません。

納骨式に必要なもの

納骨式当日には、持参しなければならないもの、用意しておいたほうがいいものなどがたくさんあります。事前にしっかりと確認して忘れ物がないように気をつけましょう。基本的なところでは遺骨や位牌、遺影、線香、供物、供花などが欠かせません。納骨の際には死体埋葬許可証や墓地使用許可証、印鑑なども必要になります。大切な書類なので、紛失した場合はすぐに役所に届出ましょう。法要前には僧侶へ謝礼を渡しますが、基本的にお布施と交通費にあたるお車代が必要です。
もし、僧侶が法要後の会食に参加されない場合は、別途食事代として御膳料をお支払いしたほうが良いでしょう。(※2)
他には、事前に用意しておいた参列者への引き出物や数珠などを忘れずに用意しておきます。あると便利なものとしては、風除けのろうそくカバーや軍手、掃除道具、雨具、防寒具などです。お墓は高台の風が強い場所にあることが多いので、風対策はしておくと良いでしょう。

事前確認が重要

納骨と一言でいっても、いつ、どこで行うかなどによって、手続きや準備の内容が少し変わってきます。
また、納骨の手続きに必要な書類の取得も行わなければなりません。やらなければいけないことがたくさんあるので、寺院や墓地の管理所などになるべく早い段階で確認をしておきましょう。故人を偲び供養する納骨式ですので、当日は心穏やかに過ごしたいものです。葬儀の後は、火葬、納骨、年回忌と慌ただしい日が続きますが、事前の確認や準備をしっかりとしておくことで安心して納骨式を行えるでしょう。

※1.【永代供養ができる東京の納骨堂ガイド】納骨に必要な各種手続き、http://納骨堂ガイド.com/knowledge/noukotsu.html

※2.【はかナビ~葬儀とお墓と仏壇の読み物~】3分でわかる!納骨の手続き:納骨時期、納骨式、納骨費用、納骨の仕方など、https://www.はかナビ.com/entry/cineration#i-5

まごころ価格のハンドブック

ハンドブックで選ぶお墓のオーダーメイド

伝統的な和型やスタイリッシュな洋型デザイン。
そして世界各国をはじめ日本から厳選された高品質みかげ石を組み合わせて、世界にひとつだけのオリジナル墓石をお作りすることができます。
まずは無料ハンドブックをお取り寄せください。