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墓じまいをしたい! 墓地管理者とのやり取りはどうする?

公開日:2022/7/7

「もう地元に戻ることもないので、地元にあるお墓の墓じまいをしてしまいたい」

「先祖代々お寺の墓地にお世話になっていたが、私自身はほかの宗派を信仰しているので、お寺のお墓を墓じまいしたい」

「親は先祖代々のお墓に入っているが、自分には兄弟姉妹も子どももいない。自分が息を引き取ればお墓の面倒をみる人がいなくなるので、今のうちから墓じまいについて調べている」

墓じまいを考える人の事情はそれぞれ異なりますが、墓じまいをするのであれば墓地管理者とやり取りしなければなりません。

ここでは、墓じまいに関する「墓地管理者とのやり取り」について解説していきます。

墓じまいをするにあたっては、墓地管理者とのやり取りが必須

墓じまいを行う場合、墓地管理者とのやり取りが必須となります。

なぜなら、墓じまいを行うときに行政の手続きで、墓地管理者から出してもらう証明書が必要になるからです。

墓じまいを行う際は、「改葬許可証」が必要です。

改葬許可書を発行してもうらうためには、

1.役所から「改葬許可申請書」を入手する

2.移転する先の墓地の管理者に、「受入証明書」を出してもらう

3.現在お墓がある墓地の管理者に、「埋葬証明書」を出してもらう

4.役所にこれらを提出する

という手順を踏まなければなりません。

つまり、この過程において、「今現在お墓がある墓地の管理者」と、「移転する先の墓地管理者」の両者とのやり取りが必要になるのです。彼らに発行してもらう書類がないと、墓じまいが認められません。

困った! 墓地管理者がだれかわからない

現在も運営されている墓地の場合、墓地管理者がだれかすぐにわかるでしょう。ホームページを持っていればそこから問い合わせができますし、管理棟がある墓地ならそこへ足を運べば相談に乗ってもらえるはずです。

ただ、「ホームページがないので電話番号もわからず、管理棟もない。そのうえ地域の人との関わりも薄く、聞ける人がいない」という場合もあるでしょう。

1.まずは役所に

そのようなときは、まずは役所に問い合わせてみてください。

法律において墓地管理者が変更になった場合、自治体へ届けなければいけないとしています。そのため、墓地の使用者(ここでは墓じまいをしたいと考えている人)が墓地管理者の情報を得られなかったとしても、役所は墓地管理者の情報を持っている可能性があります。

2.親族や町内会長に聞いてみよう

それでもわからない場合は、親族に聞いてみましょう。特に縁の近い人なら、なにかしらの情報を持っている可能性があります。それでもわからないときは、町内会長などに聞いてみてもいいかもしれません。

3.寺院や葬儀会社、石材店にも聞いてみる

ここまでしてもわからないときは、その地域の寺院や石材店に事情を話して聞いてみましょう。管理者が不明の墓地が寺院墓地の場合、ほかの寺院が情報を持っていることもあります。また、寺院は古くからその地域に根差していますから、何かしら情報を持っている可能性もあります。

多くの人は、お墓を建てるときには地元の石材店に依頼します。つまり石材店と墓地は、切っても切れない関係にあります。このため、石材店に聞くことで、墓地管理者が分かる場合もあります。

同じく、葬儀会社に聞いてみるのも一つです。

4.最後は行政の力を借りて

それでも判明しない場合は、土地の登記簿謄本を取得してみましょう。

なお、手を尽くしてどうしてもわからない場合は、再度役所へ行って上記の事情を説明してみてください。

寺院墓地の場合はまた状況が異なる

ここまでは一般的な墓地について解説してきましたが、「寺院墓地の墓じまい」について解説していきましょう。

「今後もこの宗派を信仰していくが、仕事の都合で遠方に引っ越すので、物理的にお墓の管理ができない」という理由で墓じまいをする場合は、比較的スムーズに話し合いが進むでしょう。またこのとき、「引っ越し先の近くの同じ宗派の寺」を紹介してもらえることもあります。

少し難しいのが、「この宗派を信じるのを辞める」「樹木葬に切り替える」「引っ越し先は、寺院ではない墓地を利用する」という場合です。

このようなケースは、慎重に話し合わなければなりません。

寺院にあるお墓を墓じまいをすることは檀家を辞めることになりますし、場合によっては離檀料(りだんりょう)を請求されることもあります。ちなみに離檀料の相場は、5万円~20万円程度といわれています。

もっとも、法的に「離檀料を払わなければ墓じまいはできない」という決まりがあるわけではありません。

そのため、相手の言い分があまりにも横柄だったり、法外な料金を請求された場合は、安易に応じず弁護士などに相談した方が良いかもしれません。

まとめ

墓じまいを行う際、墓地管理者との話し合いが必要です。

多くの場合スムーズに事が運びますが、トラブルになったときの対処策についても把握しておきましょう。

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