BLOGお墓についての知恵袋

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最後の居場所だからこそ心地よく~だれと一緒にお墓に入りたいですか?

公開日:2022/3/1

お墓は「最後の住処」ですので、「だれと、どのように、どんなデザインのお墓に入りたいか」は重要ですね。

ここでは、「最後の住処となるお墓で、一緒に過ごす相手をだれにするか」検証していきます。

多様化する埋葬のかたち、「だれと一緒に眠るか」選択肢も豊富

現在は埋葬の方法が非常に多様化しています。

日本に昔からある一般的な墓地で眠る方法もありますし、納骨堂を選ぶこともできます。また樹木葬を選んで自然の中で眠ることもできますし、海洋葬というかたちで海に還ることもできます。

時代の流れとともに埋葬方法は多様化してきましたが、それに伴い、「だれと一緒にお墓に入りたいか」の選択肢も増えてきました。

たとえば、

・1人で眠る

・夫婦2人だけで眠る

・家族だけのお墓に入る

・ペットと一緒に眠る

・家族以外の親しい人と一緒に住む

・見ず知らずの人と一緒ににぎやかに過ごしたい

どの選択肢が自分の希望に合うか、

「それぞれの埋葬方法」について解説していきます。

「だれと一緒に眠りたいか」で埋葬方法の選択肢も変わってくる

「だれと一緒に眠りたいか」を考えることは、「埋葬方法が多すぎてどの選択肢を選べばいいかわからない!」という人への糸口となりえます。

それぞれ解説していきます。

1人で眠る

「最後の住居くらい、ほかの人に気を使いたくない」「そもそも独り身で子どもも兄弟姉妹もいない」という場合は、1人で眠るという選択肢を取ることになるでしょう。

この場合は、以下のような選択肢がおすすめです。

・樹木葬

・海洋葬

・永代供養墓

・納骨堂

それぞれ解説していきましょう。

・樹木葬……木の下などに眠るタイプの埋葬方法です。後継者を必要とせず、自然に還ることができます。手入れなども運営者側でしてくれるため、面倒もありません。

・海洋葬……「遺骨の管理もさせたくないし、『お墓参りをしなきゃ』という強制も持ってほしくない」という人は、海洋葬がおすすめです。海にご遺骨を撒くため、ご遺骨が残りません。またお参りに行くのも非常に大変であるため、「お墓参りをしなければ」という感覚も抱かせにくいでしょう。

・永代供養墓……寺院などが永代にわたって管理していく埋葬方法です。後継者がいなくても安心です。このタイプは、「一定期間が過ぎたら合葬される方法」と「未来永劫合葬されない方法」がありますが、おひとりの場合、費用も安くて済みますので比較的短期間で合葬される方法を選ぶとよいでしょう。

・納骨堂……納骨堂は、「ご遺骨のマンション」とも呼ばれています。ロッカー形式や仏壇形式になっているスペースにご遺骨を納め、一定期間が過ぎると合葬されるケースが多いといえます。

お墓を持つ場合よりも価格が抑えられます。

※下記では、重複するものに関してはそれぞれの埋葬方法の解説は省略します。

夫婦2人だけで眠る

「夫婦2人だけで眠りたい」という場合は、

・永代供養墓

・一般墓

・樹木葬

がおすすめです。

・永代供養墓……永代供養墓の場合は、夫婦2人などで入ることのできるものもあります。「夫婦水入らずで過ごしたい」と考える場合は、個別埋葬期間が長いあるいは無制限のものを選ぶとよいでしょう。

・樹木葬……樹木葬は「家族2人」などを対象としたものもあります。これを選ぶとよいでしょう。

家族のお墓に入る

「昔からの形式」といえば、この「家族みんなで同じところに眠る方法」が思い浮かぶことでしょう。

この場合は、一般的に「一般墓」が選択肢の筆頭となります。すでにお墓がある場合は建立費用もかからず、金銭的な負担も少ないといえます。

ただし、樹木葬などでも家族みんなで眠ることのできるところもあります。

ペットと一緒に眠る

仏教では動物を「畜生」ととらえます。そのため、「ペットと一緒に眠ること」を第一の目的とした場合、寺院が管理する寺院墓地は選択の対象外となることもあります。寺院墓地であっても「ペットを入れても良い」としているところはありますが、事前の確認は必須です。

また納骨堂や永代供養墓を利用する場合も、事前にチェックしておく必要があります。そのため選択肢は狭まるでしょう。

家族以外の親しい人と一緒に住む

「同性のパートナーと一緒に眠りたい」「仲の良かった友達と一緒に過ごしたい」と考える場合は、

・永代供養墓

・樹木葬

などが選択肢に上がってくるでしょう。

・永代供養墓……現在は寺院の墓地であっても、「婚姻関係に関わらずに一緒に埋葬できる」としているところも多くみられます。祭詞継承者がいない場合は一般墓の維持が難しくなるため、永代供養墓を選ぶことをおすすめします。

なお公営墓地の場合は、「使用者の配偶者や直系親族のみ」とされていることが非常に多いため、利用は難しいでしょう。

見ず知らずの人たちとにぎやかに過ごしたい

「家族の縁に薄かったので、最後くらいほかの人とにぎやかに過ごしたい」ということであれば、合葬墓がおすすめです。

基本的には、骨壺からご遺骨を出してほかの人と混ぜて埋葬します。

埋葬後は取り出すことはできなくなりますが、費用も安く、50000円程度で済ませることのできる場所もあります。何よりもこの方法ならば、ほかの人とずっと一緒に楽しく過ごせます。

まとめ

「だれと一緒に眠るか」で、埋葬方法の選択肢も変わってきます。

これを踏まえたうえで、自分にとってより良い選択肢を選んでいきたいものですね。

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