墓石に使われる石材には、かなりの種類があります。色合いや風合いなどわかりやすい部分だけでなく、吸水性や硬度などの品質面も考慮したうえで石材を選ぶことで、後悔しないお墓づくりを実現させることができるでしょう。石材選びのポイントや品種についてご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
墓石選びのポイント
墓石を選ぶ際、チェックしておくべきポイントがいくつかあります。あらかじめ要点を押さえておくことで、満足のいく石材選びができるでしょう。
・産地
・硬度
・色合い・風合い
・吸水性
以上の4点が、石材選びのポイントです。それぞれの項目についてご説明していきますので、理想の石材を探しにお役立てください。
産地
墓石に使われている石材の主な産地は日本、中国、インドの3国で、他にもスウェーデンやフィンランド産、ベトナム産の石が使用される場合もあります。
国産の石材は価格が高い傾向があり、中国産は比較的安価で購入することができますが、品質の良い石材を選びたいとお考えの方は、やはりある程度の費用をかける必要があるでしょう。
しかし、安いからといって必ずしも品質が低いとは限りません。
価格と品質のバランスを見極めながら、石材の産地を選びましょう。
強度
石材の強度も、墓石選びの重要なポイント。お墓づくりをする際は、建てた直後だけでなく、数十年後のことも考えなければなりません。
たとえ見栄えが良くても、硬度があまり高くないと、経年劣化で破損してしまう恐れがあります。
墓石をできるだけ長持ちさせるためにも、石の硬さや耐久性も考慮した上で石材を選びましょう。
色合い・風合い
石材を選ぶ際、見た目の美しさも重要な項目の一つです。
墓石に使われる石材の種類は豊富で、漆黒に近い色合いやグリーンがかったグレー、淡い桃色が混じっているものなど、実に多種多様な特徴があります。
さらに、石肌の風合いも石材の種類によって異なるので、気に入ったものに出会うまで時間がかかってしまうかもしれません。
あらかじめ理想の色合いや風合いを絞り込んでおけば、長時間に渡って迷ってしまう事態を防ぐことができるのではないでしょうか。
吸水性
吸水性の低い石材を選ぶことで、劣化の緩やかなお墓にすることができます。
水分を多く吸ってしまう性質のある石材だと、ヒビが入ったり、サビがついたりするリスクが高まってしまいます。また、苔が生える場合もあるでしょう。
ただし、吸水性がゼロの石材はありませんのでご注意ください。
墓石の種類【国産】
ここでは、墓石に使われる代表的な石材をいくつかご紹介します。まずは国産の石から見ていきましょう。
万成石(まんなりいし)
万成石は「桜御影(さくらみかげ)」とも呼ばれる、やや桜色がかった石材です。
黒雲母、石英、カリ長石などで構成されており、黒色、白色、淡紅色がバランスよくちりばめられた華やかな色合いをしています。
加えて、強度も非常に高いため、墓石だけでなく建築の建材としても高い人気を誇っているようです。
庵治石(あじいし)
日本国内で最高峰とされている石材・庵治石。
石目には黒雲母が混じっており、グレーの斑模様に特徴があります。
香川県高松市庵治町及び牟礼町でのみ採掘されているため、希少価値が非常に高く、高級石材として扱われています。
浮金石(うきがねいし)
黒御影石として代表的なのが、浮金石です。
漆黒の石肌に金粉がちりばめられ、まるで浮かび上がっているように見えることから、その名がつきました。
墓石に使用する石材として古くから根強い人気を誇っていましたが、近年では産出量が少なくなってしまい、比較的高い価格となっています。
本小松石
本小松石は、淡い緑の色合いをした石材で、皇室や歴史上の人物の墓石にも使用されている高級石材です。
40万年前に噴火した箱根火山の溶岩が、急速に固まったことで形成されました。大きいサイズの原石の採掘が難しく、希少性がかなり高いのが特徴です。
真壁石
真壁石には小目と中目があり、グレー系の上品な風合いが特徴的です。
採掘量が多いため手頃な価格で手に入る上に、品質も高いことから、墓石に使われる頻度が高い石材と言えます。
墓石の種類【海外産】
続いて、海外産の石材についてご紹介していきます。国産の石材とはまた違った特徴があるので、しっかりと比較した上で選びましょう。
K-12
K-12は、中国黒龍江省から産出された青御影石で、「黒龍石」とも呼ばれます。
青みのあるグレーで、石肌には上品なツヤがあります。
品質が良く、国産の石材と比較して価格が安いことから、海外産の石材の中でもトップクラスの人気を誇っていますよ。
G663
中国産のG663は淡いピンクの色合いをしていて、「桜小目(さくらこめ)」と呼ばれることもあるのだそう。
明るく華やかな石材なので、デザイン墓石に向いていますよ。
価格が安いので手を出しやすいですが、経年により色あせが目立つケースもあるようなので注意が必要です。
インド赤
インド赤は「ニューインペリアルレッド」とも呼ばれ、その名の通り鮮やかな赤色が特徴的な、インド産の石材です。
華やかで美しい見た目をしているため、厳かさよりも派手さのあるお墓をつくりたい方に向いているのではないでしょうか。
硬度がかなり高く、光沢もあり、デザイン墓や洋型墓石によく使われています。
ファイングレイン
ファイングレインはスウェーデン産の石材で、漆黒に近い見た目をしています。
「ファイン(仕上げられた・申し分のない)」+「グレイン(石目)」の名に違わず、きめ細かく艶やかな石目が特徴的。
硬度と耐久性が高く、吸水率もかなり低いため、海外産の黒御影石の中でも最高級品として扱われています。
エメラルドパール
ノルウェー産のエメラルドパールは、「モンゾナイト」「霞石閃緑岩(かすみいしせんりょくがん)」という岩石で、石英を含まない石材です。
濃いセピアの色調の中に、エメラルド色に輝く貝殻状の模様がちりばめられており、夜空を連想させる風合いがあります。
重厚な雰囲気が魅力的で、価格はかなり高価です。
まとめ
お墓づくりの際には、墓石に使用する石材についても十分に検討する必要があります。
価格や見た目はもちろんのこと、耐久性や吸水性など品質面の考慮を怠ると、後々のメンテナンスに苦労することに繋がってしまうでしょう。
墓石選びのポイントを押さえ、最適な石材を見つけ出してくださいね。
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