突然ですが、所変われば品変わるということわざがあるように、お墓もとなりの町、となりの県からみれば当たり前のことが、当たり前ではなくなるということがあります。
納骨の方法
例えば関東では、故人のお骨は骨つぼに入れたままお墓に収めます。
「え…?それって普通でしょ?」と思われるかもしれませんが、例えば、東北地方を中心にした地域では「仏さんは土に還す」という意識が強いため、焼骨は骨つぼに入れた状態ではなく「カロート」(お墓の納骨室の部分)に直接空けられます。
そのため、カロートの下はコンクリートが敷かれず土のままになっています。
お墓参りの仕方
また、お墓参りでお線香をあげることは一般的ですが、北海道や東北地方などでは、さらにロウソクを灯します。
もともとは仏教のお灯明「お釈迦様がこの世のすべてを照らす知恵」からきているようですが、ロウソクは「ご先祖さまの目」と考えられています。
ですから、この地域では当然、お墓の両端2カ所に「ロウソク立て」があります。
狭い日本ですが、地域によって、お墓もいろいろだったりするんですね。
その土地の風習に合ったそれぞれのカタチ
同じような外見だとしても、見える部分見えない部分で、その土地の風習に合ったそれぞれのカタチがあるのです。
お住まいの場所の風習や、お墓の形状などについて、その地域の建て方を把握している職人が心強い味方となります。
地域や各宗派の違いなどが気になられた方は、どうぞフリーダイヤルまたはメールにてお問い合わせください。