本日は北海道安平郡安平町にある追分墓地でまごころ職人が施工したお墓つくりをご紹介します。
緑豊かな「追分墓地」
北海道安平郡安平町にある緑豊かな追分墓地での施工です。天候に恵まれ、心地よい風が吹き抜ける澄んだ空気の中で工事を始めます。広い敷地の中にお墓を建立するので、事前に建立する位置をお施主様と打ち合わせをしてから工事に入ります。
寒冷地に対応した基礎工事
寒冷地のため基礎は寒冷地仕様で施工します。ショベルカーを使って地面から90㎝ほど基礎を深く掘り下げます。寒冷地では地面の凍結や凍上によって地盤が基礎を押し上げてしまったり、寒さに弱いためコンクリートのひび割れが起こりやすくなります。その地域のお墓に関することを熟知したまごころ職人が、このような問題にもしっかり対応して施工しています。
掘り下げた基礎に割栗石(大き目の石)を敷き、その上にびっしりと砕石(小さく加工された石)を敷き詰めて、上からランマーという転圧機で押し固めます。入念に押し固めることで基礎地盤を高めます。
その後に型枠をつくってから鉄筋を組み、コンクリートを丁寧に流し込みます。数日間乾かしてから型枠を外して基礎の完成です。
黒御影石を使った和型のお墓の石積み工事
外柵となる石材をを設置してから、石材がずれないようにサビに強いステンレス製の金具で固定します。積み上げる石材には必ず黒いゴム状の免震シートを使って地震対策をしています。このシート(エアーグリップ)は震度7の揺れにも耐えることができる優れもの。地震の揺れから大切なお墓が倒壊するのを守ってくれます。
据え付けた石材同士の隙間は水や汚れが入らないように、マスキングテープで養生してからコーキングを行います。石塔のほかに外柵部分(お参りスペース)も同様にコーキングで丁寧にふさぎます。
外柵が石張り仕上げのお墓
お参りスペースは玉砂利ではなく石張りで仕上げています。お参りスペースに雨水が溜まらないように、施工する際は水勾配を付けて施工しています。全面石張りのため、お参りスペースのコーキングの出来栄えはとても重要です。仕上がりが悪いと完成したお墓が見劣りするので、熟練した職人の技術が必要です。