本日は鹿児島県大島郡和泊町にある共同墓地でまごころ職人が施工したお墓つくりをご紹介します。お施主様は離島に墓地をお持ちで今あるお墓の建て替えをご希望されていました。
離島にある墓地
今回のケースのように離島なのですが工事はできますか?とご相談をいただくことがあります。まごころ価格ドットコムでは日本全国にまごころ職人を配置しているので離島もしっかり対応させていただきます。
遠いから難しいかな…とお悩みになる前にぜひご相談ください。
既存のお墓の解体工事と強固な地盤にする基礎工事
まずは既存のお墓の解体工事を行います。これまで末永く守り続けてきたお墓に工事を行う前にまごころ職人が挨拶をして工事に取り掛かります。人の力では動かせない重い石材はクレーンを使って持ち上げて取り外します。一番上にある竿石から順に取り外していきます。
全て解体が終わったら、新しいお墓の基礎工事に移ります。強度の高い地盤にするために地面から30㎝ほど掘り下げています。スコップなどを使って丁寧に掘っていき、隅々まで30㎝掘り下げた状態になるようにしっかり計測して行います。そこへ割栗石(大きい石)や砕石(小さく加工した石)を敷き詰めて上から転圧機で押し固め強固な地盤にします。そして20㎝間隔で配筋を組みコンクリートを流し込みます。鉄筋コンクリートにすることでより地震に強い基礎になります。流し込んだコンクリートの表面をまごころ職人が手作業で綺麗に均して基礎工事の完了です。
コンクリートが乾くまで数日間養生してから型枠を外して石積み工事を行います。
地震からお墓を守る施工をしている石積み工事
養生していたコンクリートが固まったので続いて石積み工事を行います。タイミングよく天候の良い日に石積み工事を行うことができました。
まずは土台となる外柵部分から基礎の上に据え付けます。据え付けた石材が地震によりずれないようザビに強いステンレス製の金具で補強し固定します。その他にも納骨室が広いタイプのデザインには棒状の金具を使って石材が倒れないように補強しています。
そして大切なお墓が末永く受け継がれていくように地震に強いお墓つくりに力を入れています。日本は地震が多いので地震によってお墓が壊れるのが心配という声をいただくことがあります。まごころ価格ドットコムでは地震の揺れから大切なお墓を守るために耐震免震施工をしています。積み上げる石材には黒いゴム状の免震シートや耐震ボンドを必ず使用しています。免震シートは地震の揺れを逃し、耐震ボンドは揺れに耐える役目をしています。これらの技術を組み合わせることで安全性の高いお墓つくりをしています。
九州地方の伝統的なお墓の完成
前開きの扉のついた納骨室は中が2段になっていて、最大30名様まで納骨することができます。広い納骨室には3ヵ所に通気口をつけています。両側にある門柱はベンチにもなるので、ゆっくり腰を掛けてくつろぎながらお参りができます。竿石や花立など全体的に大きくおつくりしています。
また彫刻に色を入れる場合は金色を入れることが多いようです。お施主様のご希望でお墓の彫刻すべてに金の色を入れています。周囲のお墓を見ても金色を入れていました。同じ日本といっても、お墓つくりに関して地域ごとにさまざまな特色あります。その地域に詳しいまごころ職人がお墓つくりを行っているので、わからないことやご不安なことがあればご相談ください。