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神奈川県横浜市にある明治41年に作られた「三ツ沢墓地」でのお墓つくり

本日は神奈川県横浜市にある三ツ沢墓地でまごころ職人が施工したお墓つくりをご紹介します。

歴史ある三ツ沢墓地でのお墓つくり

更地の墓地の施工前

三ツ沢墓地は神奈川県横浜市の神奈川区三ツ沢にあり、横浜市営地下鉄「三ツ沢下町駅」から徒歩10分の場所にあります。

この三ツ沢墓地は明治41年に作られました。とても歴史のある霊園で慰霊碑などもあります。利用する場合の宗旨宗派も不問なことから、神奈川県で特に人気の墓地。丘陵地にあるため見晴らしがとても良く、開放的で広々としています。お近くにお住まいの方のお散歩のコースとしても利用されるオープンな墓地。

今回はこの三ツ沢墓地でのお墓つくりをご紹介したいと思います。

地震に強いお墓をしっかり支えることのできる基礎

地盤を強くするための根堀工 砕石を敷き詰めて押し固めている状況 コンクリートを流し込む前の配筋の状況 振動をあたえて中の空気を抜く作業 コンクリートを流し込み基礎工事の完了

まずは墓石を建てるための基礎を部分を30cmほど掘り下げ、地面から10cmの深さになるまで、砕石という小さな石をびっしりと敷き詰めます。

この砕石なのですが、ただ敷き詰めただけでは強固な基礎をつくることができません。砕石を敷き詰めた後に転圧機という機械で基礎をしっかり支える地盤をつくり上げるのです。

転圧機を使用しない場合は、木槌が大きくなったような「かけや」という道具で締め固めていきます。この「かけや」での地盤の締め固めは、人力で何十回も持ち上げ地面へ落下させるというとても大変な作業。こうやってしっかり地盤を固めることで基礎や墓石をしっかり支えることができるのです。

地盤が出来上がった後にコンクリートを流し込むための型枠をつくり、十分な鉄筋を使用して基礎を作っていきます。鉄筋の結束(針金で繋ぎとめていく作業)や流し込んだコンクリートの均し作業は職人の腕の見せ所です。特にコンクリートの均し作業はさじ加減一つ間違えるだけで見た目に大きく影響も出てしまう大切な作業です。

コンクリートの均し作業も終わり、数日間養生(コンクリートが乾くことを待つこと)して耐震基礎が出来上がります。

地震に強い免震シートを利用してした石積み工事

外柵を基礎に据え付ける前の状況 ステンレス製の金具で石材同士を固定 板石を設置した納骨室の中の様子

基礎工事の数日後、コンクリートが十分に固まったことを確認しながら石積みの作業に入ります。

石積みの作業は「外柵の組上げ」「石塔本体部分の組上げ」という2つの作業に分かれます。まずは基礎の上に「外柵の組上げ」を行っていきます。

外柵の組上げはステンレス製の金具で石材と石材をしっかり固定することと、地震のゆれの力を軽減するための免震シートというものを使ってしっかりと組上げていきます。

耐震基礎の上に耐震免震施工で石材を積み上げることで、地震の揺れを逃しながら墓石自体の破損も防止することができるようになります。

実はこの免震シート、新幹線の床材として利用されているものを採用しています。細かい振動や強い衝撃をしっかり逃がすことができます。まごころ価格ドットコムの全ての墓石にはこの免震シートを標準で使用しています。

日本は地震が多いことで知られています。お墓は百年以上に渡って守っていくため地震対策は必要不可欠です。大きな地震にも耐えることができる耐震免震施工はとても大切なことです。

三ツ沢墓地でいつまでも安心してお参りできるお墓

ピンク色を帯びた御影石G488でつくられた洋型のお墓の完成

ピンク色を帯びた御影石G488という石を使ったお墓が出来上がりました。重心も低く、更に耐震免震施工を施しているため地震の心配もありません。直下型のような縦揺れの地震が起こった場合は墓石の重心が低くても接着用のボンドがとれてしまうこともあります。ですが免震対策をしている場合はその心配もほとんどありません。

これからずっとお参りしていくお墓。まごころ価格ドットコムでは「どんな時でもみんなが安心してお参りすることができるお墓」をこれからもしっかり作り上げていきます。


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