最近、お墓のことで悩んでいる相談者についての体験談を
ある冊子で読み、心がほっこりしたのでご紹介させてください。
お墓で悩んでいる相談者
ある若い女性が深刻そうに相談したそうです。
「お墓って方角が悪いと、タタリがあるんでしょうか…」
と少し不安そうな様子で言われたそうです。
その若い女性がなぜ、そのようなことを心配しているかというと
普段あまり付き合いのない親戚のご婦人がお墓つくりに対して
以下のようなことを言われたそうです。
「墓石の色が悪いと家族に災いがふりかかる」
「建てた日が(例えば、うるう年や仏滅など)悪い」
など、色々言われたそうです。
相談者と会話をしていくと
〈墓相〉は本来、より良いお墓を作るためのものです。
「お墓の方角が悪い、日にちが良くない」からといって
お墓がタタルなんて、信じられないと感じます。
相談をうけた筆者は、このように話したそうです。
「ところで、縁起でもないことを言いますが、
一度あなたがお墓に入った場合を考えてみてください。
子供さんがやっとの思いで建てたお墓なら、きっと私なら
『ありがとう』と心から感謝すると思うのですが、いかがですか?」
相談者は、「あはははは、そうですよね。どうしてそこに気が付かなかったのかしら・・・」
と明るく笑ったそうです。
発想を180度ひっくり返しただけでみんな納得できるはずなのです。
次回は、この相談者とのお話の続きをご案内します。
乙部