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五供(ごく・ごくう)について

公開日:2019/4/25

先日、お寺で安全祈願祭を行ってまいりました。

その際、ご住職が、お墓や仏壇にお供えする「五供(ごく・ごくう)」についてのお話をしてくださいました。

お墓や仏壇へのお供え物には「五供(ごく・ごくう)」と呼ばれる5つの基本があります。

宗派によって違いはありますが、仏教学では一般的に「香」「花」「灯明」「水」「飲食」の五つがお供え物の基本といわれています。

今回は「五供」についてご紹介いたします。

「五供」とは?

「香」:お線香の香です。仏様は、香りを召し上がるとされています。お墓や仏壇へ礼拝するときに焚くことでお供えした人や周りの人の心と身体が清められるものといわれております。

「花」:供花(くげ)とも言われます。仏様は、供えられた花の香りも召し上がります。

お花をお供えするときにはお花の正面を拝む人へ向けましょう。

これはお花で飾られた仏様と拝む人が向き合うことで心が落ち着くという意味があるそうです。

「灯明」:ロウソクの灯火等の明かり供給するものを意味します。灯明は闇を明るくする、仏様の慈悲の光です。ロウソクの明かり消す際、息で吹き消すのはマナー違反となります。

「水(浄水)」:「死者は喉が渇く」とされ、お水はお供え物のなかでも欠かせない大事なものと受け止められてきたそうです。

(※浄土真宗だけは、水をあげないとする解釈もあります。)

「飲食(おんじき)」:。私たちが食べているものと同じものを供えることで仏様やご先祖様とのつながることができるため、朝と夕に炊きたてのご飯を自分たちが食べる前に仏様にお供えします。

以上、五つのお供え物についてご紹介をしました。それぞれの意味を考えながら、仏様やご先祖様に感謝の気持ちを持ってお供えをすることが大切です。

太田


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