墓誌(ぼし)とは、お墓の横に建てられる石の板のようなものです。
宗派や地域により「墓標」「霊標」「戒名板」「法名碑」とさまざまな呼び方があります。
墓誌には何を彫刻する?
墓誌には「そのお墓に誰が埋葬されているかを記す」という役割があり、一般的には、お名前やご戒名(法名)、没年月日、年齢などが彫刻されています。
ご先祖様がどのように生き、どのように亡くなっていったのかを知ることで、家族の歴史を後世に伝えていくことができます。
ご戒名は彫刻せず、お名前を彫刻する場合や、没年月日と一緒に生年月日を彫刻する場合もございます。
中には略歴などを刻まれる方もいらっしゃいます。
彫刻につきまして、決まりごとはございませんが、お位牌の内容に合わせて彫刻される場合が多いようです。
ご戒名をまとめる方法
お建て替えなどの場合、お客様から「ご先祖様がたくさんいて、全員彫刻するのは大変」と相談されることがあります。
ご戒名をまとめる方法として、墓誌の先頭に「○○家先祖代々之諸精霊(しょしょうれい/しょせいれい)」と彫刻する方法がございます。
その後ろに、新しい仏様のご戒名を彫刻していきます。
三十三回忌など節目を迎えられたご先祖様までをまとめる方、建立者様から見て祖父母や父母の前のご先祖様までをまとめる方などさまざまです。
私どもでは墓彫刻のご依頼も承っております。
彫刻につきましてご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。
太田