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あの有名人も改葬(墓じまい)していた?

公開日:2020/9/10

先日、昭和の大スター。渡哲也さんがお亡くなりになられました。ご冥福をお祈り申し上げます。

その渡哲也さんは兵庫県の淡路島出身です。お墓も淡路島にありましたが2007年に「渡瀬家代々の墓」を東京都内に移したそうです。そこに渡瀬家の墓を建立するだけではなく、その隣に奥さんのご実家の墓標も新たに作り直したそうです。

お墓を移動(移設する)ことは改葬といいます。今回はその改葬についてご説明させていただきます。

年間11万件!?お墓の移動。

「改葬」とは、お墓(ご遺骨)のお引っ越しのことで、近年、お引っ越しされる方が増えています。高度成長期に地方から都心に出てこられた団塊世代が、故郷のお墓を住まいの近くへ移すケースや、承継者のいない家や一人っ子同士の夫婦など、お墓を管理していくことが困難な世帯にもお墓の引っ越しはおすすめです。少子高齢化や、生まれた土地で一生を過ごしていくことが少なくなった現代において、お墓の引っ越しはご先祖を敬う解決策のひとつです。

改葬にはいくつか方法がある。

1つ目は遺骨のみのお引越しです。今あるお墓を解体し、遺骨を移動します。そして新しい墓地に新しいお墓を建てて納骨する方法です。

2つ目は遺骨と墓石もお引越しです。今ある墓石(全部もしくは一部)を新しい墓地に移動して再設置します。完成後、納骨する方法です。

3つ目は分骨してお引越しです。今ある墓石はそのままで遺骨のみ移動し、そして新しい墓地に新しいお墓を建てて納骨する方法です。1つ目の方法と違うのはお墓を解体しないというところです。今あるお墓はお参りする人はいるけど、特定の遺骨だけ新しくお墓に引越ししたいという方におすすめです。

改葬した後の納骨は?

<永代供養墓(えいたいくようぼ)>

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「個別タイプ」と「合葬墓(がっそうぼ)タイプ」の2種類があります。

一般的なお墓と違うのは、継承者がいなくても永代にわたって供養してもらえるというところです。ただし、決められた年数が経つとどちらのタイプも合葬墓に埋葬される場合もあります。。※永代(えいたい)とは永久という意味ではないのでご注意ください。

<納骨堂>



こちらも永代にわたって供養してもらえるタイプのものです。ロッカータイプや自動搬送式などがあります。ほとんどが室内にありますので、天候が悪くてもお参りに行くことができます。また、墓地と違って駅の近くにあるのも人気の理由です。

<樹木葬>



墓石ではなく樹木や花などの植物をシンボルとしたお墓です。自然志向の方やお墓にかかる費用を抑えたい方を中心に、樹木葬の人気が高まっています。また、樹木葬も永代供養のお墓ですので、後継者の心配は必要ありません。

<海洋散骨>



前の二つと違ってどこかに納めるのではなく、お骨を細かくし、海にまいて供養します。ただし、すべて散骨してしまうとお骨は手元に残りませんので一部は手元に残すご家族みなさまでの話し合いが必要だと思います。

いかがでしたか?どのような形式であっても大切なのは、お亡くなりになった方を供養していく気持ちではないでしょうか。父や母が入っているお墓に手を合わせて、こんなことがあったよと報告するのは日本の文化としてとてもいいなと感じます。

お墓じまいについてはお客様のご事情に合わせて進め方が変わってまいります。ご質問がございましたらお電話、メールでお気軽にお問い合わせください。

なお、こちらも合わせて参考にしていただければ幸いです。

お墓のお引越し「改装」とは

お墓ディレクター

終活カウンセラー

本間一彰


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