私たち日本人はお盆やお彼岸、命日にはお墓参りに当然のようにお参りに行きますよね。そういえば、お墓っていつからあるんでしょうか。今回はお墓の原点と歴史についてご案内します。
日本人のお墓の原点?…三内丸山遺跡
調べてみるとその歴史は縄文時代に遡ります。
青森県で発見された「三内丸山遺跡」は縄文時代を代表する遺跡です。お墓になんの関係があるの?と思われるかもいらっしゃるかもしれませんが実はこの三内丸山遺跡が「日本人のお墓の原点」なのです。遺跡発掘の際、当時住んでいた人々の集落跡が発見されています。そこには海から村落へと続く道路沿いにたくさんのお墓お墓を作っていることが判明したいのです。
※生活とお墓は身近だった
写真でも分かる通り、村に入るときには必ずお墓の前を通らなければ集落には着けない地形になっています。おそらく人々は。海からの恵みを村に運ぶ際に「今日はこんなに大量だったよ」と亡くなった親やご先祖様に報告したり捧げものしていたのではないでしょうか。まさに現代のお墓と同じように、亡き人に語りかけていたんですね。
また、大人のお墓とは別に、子供のお墓を自分たちが暮らす家のすぐそばに造っていたそうです。その光景に縄文人の愛情が感じられませんか?お墓の原点が遺跡から発見されるとは驚きですね。
※三内丸山遺跡で発見されたお墓
これをみると日本人は古くから「死者を生きている人と同じ親しみをもって、あるいはそれ以上に大切にしていた」というのが想像できますね。
お墓ディレクター
終活カウンセラー
本間 一彰