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神道(しんとう)のお墓

公開日:2020/2/16

日本には神社がコンビニの数も超えて約8万社あるとされています。初詣、七五三、など何らかの形で神社にかかわったことがあり、神道を宗教として信仰されている方も多くいらっしゃいます。

しかし神道のお墓参については仏教に比べて情報が少なくわかりにくいと思います。そこで今回は神道のお墓についてご説明いたします!

神道とは?



日本では、八百万(やおよろず)と言われるように1つではなく無数の神がいると考えられていました。その信仰に大陸から伝来した仏教、道教、儒教などが影響してつくられた日本独自の宗教です。特徴としては信仰の対象をシンボル(対象物)によってあらわしました。例えば、山や岩などの自然物。または鏡や剣などの人工物も対象となりました。

神道のお墓

神道の祭祀を行う場所が神社ですが、神道では死は穢れ(けがれ)とされているので、一般的には、鳥居の内側や敷地内に墓地は所有していません。

※所有している神社もあります。

そのため、お墓を建てる場合は、寺院墓地や公営霊園などで墓地を取得する必要があります。

神道のお墓の特徴



神道では焼香を行わないので「香炉」がなく、玉串(榊)を奉げるための「八足台(はっそくだい)」という台があります。また神道式の墓石の特徴としては、「兜巾(ときん)」と呼ばれる墓石の頭がとんがった形にすることが多いです。

この形は、三種の神器の一つである「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」を表したものであると言われています。

また、彫刻も仏教徒は違い「○○家之奥都(津)城」と彫刻します。

神道式のお墓参り



仏教ではお墓参りのときに花を供えますが、神道では「榊(さかき)」の枝をお供えします。

また、線香は使わずロウソクを灯し、「玉串(榊)」や「神饌(しんせん)」を捧げます。

回忌じゃない?

神道の場合は「回忌」ではなく「式年祭」と呼びます。また、仏教では1周忌、3回忌、7回忌、13回忌と法要をされる方が多いですが、1年祭、3年祭、5年祭、10年祭と進んでいきます。

以上、ご説明したように仏教と神道ではお墓の形式が少し違って参ります。お墓を建てる際はお気を付けください。その他お墓に関してご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。

終活カウンセラー

お墓ディレクター

本間一彰


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