お盆が近くなってまいりました。
お盆の期間は、お墓参りはもちろんですが、お仏壇へ手を合わせる機会も増えるのではないでしょうか。
今回はお供え物や、お供え物の意味についてご案内いたします。
宗派によって多少違いはありますが、『五供(ごく)』といわれる、五種類のお供え物があります。
香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食(おんじき)が基本のようです。
『香』は、香りをたてるためのもので、現在はお線香が使われ、身と心を清らかにするという意味を持ちます。
『花』は、感謝やお礼の気持ちを示すものといわれています。
『灯燭(とうしょく)』は、ろうそくの事を示しますが、7月21日のブログでご紹介しているので、ご覧くださいませ。
『浄水』は、その文字のとおり水です。心を洗うという意味があります。
『飲食(おんじき)』は、食べ物です。食べ物をいただいて生かされている感謝の気持ちを込めて供えましょう。
一般的には、お供え物には決まりはないようです。
故人が好きなものを選んでお供えするのが良いと言われています。
お供えした物はその場で皆でいただき、残ったお供え物は置きっぱなしにせず、持ち帰りましょう。
お酒やジュースを供えるかたもいらっしゃいますが、万が一こぼれて墓石にかかってしまった時は、シミの原因になるのですぐに水で洗い流しましょう。
お供えした物を皆さんでいただきながら、ご先祖様の思い出話をされてみてはいかがでしょうか。
成田めぐみ