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墓地で見かける赤い彫刻の意味

公開日:2017/9/4

お参りに行かれた際にお墓の裏面(もしくは右側面)に彫刻した文字が赤くなっていることがあります。なんだろう?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで墓地で見かける赤い彫刻ついて、墓石ディレクターの私がご説明いたします!

赤字は生きてる証拠

お墓を建てる際にお墓の裏面(もしくは右側面)に建てた方の名前を彫刻するのですが、そこに赤い色を入れる場合があります。専門用語では「朱(しゅ)を入れる」といいます。実はこれには意味があります。建立者(建てた人)がまだ生きていることを表します。これは寿陵(じゅりょう)といい生前にお墓を建てたお墓に多く見られます。もともと「朱」を入れていたのはお寺で生前に戒名を頂き、墓石に彫刻する時に入れられていました。仏教において「戒名」は、仏門にした証であり、戒律を守るしるしとして与えられる名前です。そして、墓石に戒名を彫る場合にも生前に頂いたものと分かるように朱色を入れていた事から、建立者の名前にも朱を入れ「まだ生きています」とするようになったのです。

赤字は入れないとダメ?

お客様からの多い質問で、うちは生前墓なんだけど「赤い色(朱)」は入れないとだめ?とお問い合わせいただくことがあります。決まりではないので絶対いれなければいけないという訳ではございません。ただし、お墓の作り方は地域によって様々です。例えば大阪、兵庫などので関西地区では生前墓ではない場合でも「朱」を入れることがあります。お墓づくりに迷ったら周りのお墓を参考にしたり私たち専門家にお問い合わせください。皆様のお墓づくりを全力でサポートさせていただきます。

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