このお話は、神奈川県相模原市の寺院墓地にて墓じまいをされた方の心情を振り返ってのことです。
お問い合わせのきっかけは、弊社の新聞広告の切り抜いて取っていて、お電話をいただきました。
お客様はお住いの地域と、お墓が建っている墓地とは距離があり、年を重ねるにつれ、年々墓お参りに行く回数も減ってきて、このあと何回お参りが出来るかと思っていたとのことです。
電話でのやりとりの際、移動の距離もあるし、年を取った自分には厳しくなりつつあると何度もおっしゃっていたました。
いつかは自分の代で墓じまいをし、お寺とご先祖様にご迷惑が掛からないようにしなければと思っていたとのことです。
墓参りの際はいつも本堂のご本尊様に手を合わせ、その後お墓に向かうとのことです。
ただ、今回は本堂前に参拝者が大勢いたとのことで、先にお墓に向かい、お花、
お線香、お水、供物を添えて、ご先祖様に手を合わせたとのことです。
墓参りも終え、本堂に向かっていた時、お寺の方がいたので何気なく墓じまいのことを聞いてみたところ、今日は住職が居るのでお話ししてくださいと、案内されたそうです。
住職は気さくな方で話しやすく、墓じまいの話し、お骨の話し、墓参りの際の移動に関する苦労話しを聞いてくれたとのことです。
私の気持ちと年齢を考慮してくれたのか、何度もお寺に来るのも大変だろうし、
墓じまいを行う業者、離檀はどうするかなどあれこれ教えてくれました。
その日のうちに墓じまいの話しが決まり、ご本尊様に手を合わせ、清らかな気持でご自宅に戻られたとのことです。
住職の計らい、ご本尊様に後押しをしていただいたかと笑いながら話しされておりました。 後日にお墓じまいの見積もり、改葬先(ご遺骨の引っ越し先)も決まり、円満に墓じまいを終えられました。