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墓じまいに必要な書類を徹底解説!「改葬許可証」発行のために必要な書類とは

公開日:2021/10/6

墓じまいをする場合には、「改葬許可証」を取得しなければなりません。改葬許可証の申請には複数の書類が必要となり、入手先も一つではありません。少々複雑な行政手続きですが、申請の流れを知っておくことで、順調に作業することができますよ。改葬許可証が発行されるまでの流れや必要書類についてご紹介していきますので、ぜひご参考にしてみてくださいね。

墓じまいの際には「改葬許可証」の取得が必要

墓じまいをするには、現在の墓地がある市区町村で行政手続きをしなければなりません。

厚生労働省の「墓地、埋葬等に関する法律」には、以下のような定めがあります。

第14条 墓地の管理者は、第八条の規定による埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を受理した後でなければ、埋葬又は焼骨の埋蔵をさせてはならない。

この法律に従って考えると、墓じまいは埋葬や火葬ではなく改葬に該当するので、「改葬許可証」の申請手続きを行います。

改葬許可証の取得には、さらに別の書類を複数準備する必要があります。

・改葬許可申請書

・埋葬証明書

・受入証明書

・改葬承諾書(墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合のみ必要)

・申請者の身分証(または写し)

以上の書類を役所に提出することで、改葬許可証が発行されます。

必要書類と発行の手順をあらかじめ把握しておくことで、スムーズに手続きを済ませることができますよ。

次の項目では、改葬許可証が発行されるまでの流れについてご紹介していきます。

出典:厚生労働省ホームページ「墓地、埋葬等に関する法律」

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei15/

改葬許可証を取得するまでの流れ

改葬許可証を取得するには、以下の手順を踏む必要があります。

1、役所で「改葬許可申請書」を入手

2、現在の墓地の管理者に「埋葬証明書」の発行か改葬許可申請への署名・捺印を依頼

3、改葬先の墓地の管理者に「受入証明書」の発行を依頼

4、(墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合)インターネット又は役所で「改葬承諾書」を入手

5、必要書類を役所に提出し「改葬許可証」を入手

手続きそのものは複雑ではありませんが、複数箇所に書類の発行を依頼しなければならないため、取得漏れに注意が必要です。

どこから、何の書類を入手すべきかを入念に確認しておきましょう。

各種書類に関する情報について、次の項目からご説明していきます。

墓じまいに必要な書類:改葬許可申請書

改葬許可申請書とは、改葬許可証の発行を申請するための書類で、現在のお墓がある自治体で入手します。

改葬場所や改葬先墓地の住所、改葬理由、死亡者の状況などを記入する欄があり、自治体によっては無料~1,000円で発行してもらえますよ。

墓じまいに必要な書類:埋葬証明書

埋葬証明書は、その名の通り現在の墓地に遺骨が埋葬されていたことを証明する書類です。

寺院墓地、公営墓地、民営墓地、共同墓地のうちいずれにしても、現在の管理者に依頼することで入手できます。

死亡者の生前名や死亡年月日、埋葬等の場所などを記入し、管理者の署名・捺印をもらいます。

費用は墓地によって異なりますので、事前にチェックしておきましょう。

墓じまいに必要な書類:受入証明書

受け入れ証明書は、「新しい墓地で遺骨を受け入れる」ということを証明するための書類で、改葬先の墓地の管理者に依頼することで発行が可能です。

申請者の情報(住所・氏名・死亡者との続柄)や死亡者の氏名などを記入し、墓地の管理者から署名・捺印をもらいます。

こちらの書類に関しても、発行に必要な費用は墓地によって異なりますよ。

墓じまいに必要な書類:改葬承諾書

墓地の使用者と改葬許可申請者が異なる場合は、改葬承諾書の発行もしなければなりません。

インターネットでもダウンロードできますので、パソコンからプリントアウトできる場合は役所に行かなくても構いませんよ。

ただし、現在の墓地の管理者から記入をもらわなければならない欄があるため、依頼を忘れないようお気をつけくださいね。

墓じまいに必要な書類を発行する際の注意点

必要書類を発行するにあたって、いくつか注意しなければならない点があります。

ミスやトラブルが起きないよう、事前に確認しておきましょう。

記入漏れ・捺印漏れに注意!

一カ所でも記入漏れや捺印漏れがあると、その書類は受理されません。

ご自身が書くべき欄に漏れがあった場合はその場での対応が可能ですが、仮に「ギリギリのスケジュールで書類を準備したが、受入証明書の捺印が抜けていた」などという事態になっては、迅速に手を打つことは難しくなってしまいます。

万が一の可能性を考え、書類を受け取った時点で安心するのではなく、漏れがないかを入念に確認しましょう。

「改葬許可証」発行依頼の際は身分証と印鑑を忘れずに

自治体によっては、改葬許可証の発行依頼をする際、身分証(または写し)や印鑑が必要になる場合があります。

役所に行く前に現在の墓地がある自治体のHPなどをチェックし、手続きに必要なものを調べておくと、円滑に手続きをすることができますよ。

余裕をもってスケジュールを組もう

墓じまいに必要な書類を発行するためには、現在の墓地がある自治体の役所、現在の墓地の管理者、そして改葬先の墓地の管理者とやり取りをしなければなりません。

その上、発行依頼をしてから手元に書類が届くまで、時間がかかるケースも少なくありません。

タイトなスケジュールを組んでしまうと、予定通り事が進まなかった時に不都合が起きてしまう恐れがあります。

そのような状況に陥らないためにも、改葬許可が発行されるまでのスケジュールには余裕をもたせることをおすすめします。

まとめ

墓じまいのためには数多くの手順を踏む必要があり、そのうちの大切な一つが「改葬許可証」の発行です。

必要書類を揃えるためには複数箇所へ連絡をしなければならないので、手続きの流れについて事前に把握しておくと、滞りなく作業を進めることができますよ。

もし、手続きに関してご不安な点がある場合は、まごころ価格ドットコムにお気軽にご相談ください。

まごころ価格ドットコムは、墓じまいのプロフェッショナル。後悔しない墓じまいのサポートをさせていただきますので、お困りの方はぜひお問い合わせくださいね。

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