本日、3月14日といえば…「国際結婚の日」です。
1873年(明治6年)3月14日、日本で外国人との結婚が公式に認可されたのを記念して定めらました。
「愛に国境は無い」今では当たり前のことですが、当時はとても革新的な事だったかもしれません。
お墓のデザインにおいても、最近では縦に長い和型のお墓より、背の低い洋型のお墓を選ばれる方が
多くいらっしゃいます。
お墓もグローバル化しているといえるのではないでしょうか。
世界中にある「お墓」
かたちは違えど、お墓は世界中にあります。
仏様を想う気持ちが万国共通だということですね。
世界にはどのようなお墓があるのでしょうか。
今回は映画などでも目にすることが多い「キリスト教」のお墓について
お話をさせていただきたいと思います。
土葬が主流だったが…
キリスト教のお墓は、基本的に土葬というかたちで埋葬いたします。
(キリスト教は「死者は復活する」という考えがあるため、遺体を焼くのはタブーとされている)
しかし、最近ではキリスト教であっても火葬を選ぶ方が多くなってきました。
火葬が増えた理由としては、より衛生的で土葬よりも費用を節約できるということがあるようです。
※キリスト教ではお墓を作らないことを選ぶ方もいらっしゃいます。
「人は亡くなると、天に召される」という信仰のもと、必ずしもお墓を作るという概念がないようです。
キリスト教のお墓といえば、映画等でよく見る十字架のものや、洋型墓石が一般的です。
しかし墓石に関して特段制約がないので、デザインも自由に家族で選ぶことができます。
またクリスチャンであることを表わす「洗礼名」を彫る人も多いです。
その場合は、俗名と生年月日から亡くなった日なども彫刻されます。
※「洗礼名・俗名・生まれた日~亡くなった日・召天または帰天・○○歳」という
内容の彫刻が多いようです。
お墓は故人に会いに行く場所
キリスト教では、お墓は故人に会いに行って思い出を懐かしむ場所でもあり、
神様へのお礼やこれからの家族や、自分のことを改めて見つめなおす場所という意味があります。
故人が眠るお墓を掃除し、お花を供えて礼拝
…このような流れは、私たちがお墓をお参りする様子と同じですね。
今年は3月18日が「彼岸入り」です。
私も春の暖かな日差しの中、お墓参りに出かけたいと思います。
山本