お墓参りをして門柱部分やお花立て、上台に家紋が刻まれているのを目にすると思います。
お墓をお建てになる際に、「家紋」を彫刻(刻む)するかしないかで悩まれる方も少なくないと思います。
そもそも家紋とは何なのだろう
もともとは平安時代に牛車に家の印をつけたのが家紋の始まりだそうです。
その後、戦国時代になると意味合いが少しずつ変化し、人から人に譲られていくようになりとても名誉なこととして扱われてきたそうです。
あの足利義輝が織田信長の父に桐の紋を譲り、やがてその父親から信長が桐の紋を譲り受けたそうです。
当時の家紋は現代と違って大切で重みのあるものだったということが分かりますね。
身近になってきた家紋
明治時代以降の家紋の位置づけはというと。
身分制度がなくなり、徐々に家紋の意味合いも薄らいできました。
家のシンボル(ロゴマーク)のように、喪服やお墓に家紋を刻むなど日常の生活に取り入れるように変化してきました。
いわゆるその家に昔から伝わる勲章のようなものです。
そのため、今では家紋は20,000種類くらいもあるそうです。
一度、ご自身の家紋をお調べしてみてはいかがでしょうか。
家紋をお墓彫刻するかどうかは、特に決まり事ではありませんので自由ですが、
お墓のデザインや家紋ついてお悩みの方は是非、一度ご相談ください。
寺澤 美紀