私どもの職人とのお立会いも終わり、さあ工事が始まります!!…と思っておりましたが、
お客様から「今から工事の延期はできませんよね…。」とご連絡いただきました。
もちろん延期できないことはございません。
でも、急にどうしたのでしょうか。担当としてはとても気になります。
お尋ねしたところ、「きっとお墓の工事が始まってしまったら、
本当にいなくなってしまったんだなと思うことになる。それがまだつらい。」とのことでした。
お客様は「1周忌までには完成させる」という地域の習慣と
「できることならまだ近くに置いておきたい」という気持ちで
板挟みになり、ご家族にも打ち明けられずに苦しんでいらっしゃいました。
実は、地域の習慣とお気持ちに差があるのにも関わらず、
「建てなくてはいけない」と苦しむ方も多くいらっしゃいます。
でも、お墓を完成させたからと言って「すぐに納骨まで済ませなくてはいけない」という
決まりごとは本当はないんです。
お客様には「ご家族様にぜひお気持ちを伝えてください。
お墓作りも急がず、気持ちが落ち着いたらお話を進めましょう。」とお伝えしました。
担当者としてはお客様のことが心配でしたが、
1週間くらいたった頃とてもすっきりされたお声でお客様からご連絡をいただきました。
「やっぱり予定通り進めます。家族に気持ちを話したらとても楽になって。
法要に間に合いますか?」
元気なお声を聞いて、私もほっといたしました。
お客様の想いのいっぱい詰まったお墓を建てるサポートを!
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