若くして亡くなられた息子様のために、お墓は家族の集まれる場所にしたい、
との思いから家族みんなが好きな、武者小路実篤の詩を墓石へ彫刻しよう、と
思い立たれたのですが、こういうことは著作権の問題でなかなか難しいのが現状です。
でも施主様がその詩にとてもこだわっていらっしゃったので、何とかできないものか?
そういうお墓の方がご自分達で建てた、という満足感も生まれてとてもいいので、
何か良い方法はないか?と思い色々調べてみました。
その結果、少しお金はかかるけれども、使ってもいい方法があることがわかりました。
日本文藝家協会に著作物使用申込をします。
金額は何を申し込むかによって異なるようですが、
今回の場合は使用料を約1万円支払えば許可されるとのこと。
連絡しようと思ったらお客様から連絡が来て同じ方法を発見していらっしゃいました。
気持ちがリンクした瞬間です。
お客様の方でも同じように思ってくださったようで、
それからの電話は前とは違った親近感でお話しが出来、
お墓を作っていく一体感のようなものを感じさせていただけて、とても嬉しかったです。
お墓づくりは、亡くなられた方の人生やご家族の人生を反映させたものこそが
望まれるものです。お客様主導のお墓つくりをお手伝いさせていただくことに
我々の仕事のだいご味があります。
お客様の想いのいっぱい詰まったお墓を建てるサポートを!
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