- 仏事・しきたり
- 2019.06.12
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お墓の歴史仏様について その3
前回まで5種類あるとされる仏様の「如来」「菩薩」「明王」「天部」について特徴や役割をお話ししましたが、最後の「垂迹」についてお話ししたいと思います。
垂迹とは?
先に紹介している「如来」「菩薩」「明王」「天部」以外の仏様は「垂迹」と呼ばれています。垂迹の中にも位があり、修行者の到達し得る最高位である「羅漢」などがそれにあたります。
羅漢とは?
仏教おいて最高の悟りを得て、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者をサンスクリット語の「アルハット」の音訳を阿羅漢と言い、それを略称にしたものが羅漢になります。つまり、お釈迦様の弟子は羅漢に当たります。この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃(ねはん)に至ることができると言われております。
五百羅漢
仏像としては「五百羅漢」が有名で、文字通り五百体の羅漢様が集められています。表情は笑っていたり、泣いていたり、怒っていたり、2体で肩を並べ話をするもの、それ以外にもいろいろな仏具、日用品を持っていたり、動物を従えていたりと、一つとして同じ様相の仏像はありません。また、深夜こっそりと羅漢さまの頭をなでると、一つだけ必ず温かいものがあり、それは亡くなった親の顔に似ているのだという言い伝えも残っています。日本の代表的な五百羅漢は栃木県、埼玉県、神奈川県、大分県にあり、パワースポットとして知られています。機会があればお参りしてみたいですね。
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