- 2020.04.22
永代供養の歴史と一般的な永代供養の方法について
永代供養の歴史と一般的な永代供養の方法について
永代供養は、ここ最近のものと思われがちですが、実は昔から行われています。
ただ、今と違うところは、永代供養を行うのが、かつては菩提寺だったという点です。
あとが続かなくなった家の先祖供養を菩提寺が受け入れるというのは、とても自然な流れで、遺骨は菩提寺が預かり、お寺が続く限り責任を持って檀家の祖霊を供養しました。
しかし、現代の永代供養が昔と違うのは、そもそも檀家と菩提寺とのつながりが無い為に、永代供養してくれる寺院探しからになるという点です。
寺院側も寺離れや檀家離れが深刻になっていて、宗旨宗派を問わず広く永代供養墓の利用者を募るようになっています。
地方から都会に出た人は、長い年月が経ち、故郷の檀家寺とも疎遠になっています。
また、子供たちもこの先、違う土地で生活するかもわからないし、結婚しないかも知れない。
このような社会状況では、檀家制度の従来の供養の方法は難しくなってきています。
永代供養の方法はいくつかありますが、最も多いのは、一定期間は個別に供養して、33回忌を経て合葬にするというものです。世代が交代するのが大体33年周期です。弔う側も亡くなっていくことで、死者の弔いはゆっくり終わっていきます。
最近の永代供養でも、13回忌や33回忌を一定期間として、それを過ぎると合葬にするところが多いようです。
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