- 仏事・しきたり
- 2019.04.27
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お墓参り神社の灯篭
灯篭とは文字どおり、あかりを灯すかごのことです。
最近では私たちの周りにも、紙など身近な素材で作った灯篭がたくさんありますね。
行灯、提灯もその仲間に含まれます。
今回は神社においての灯篭についてお話したいと思います。
灯篭の伝来
灯篭は奈良時代当初、百済(朝鮮半島)から仏教とともに伝来したといわれています。そのため寺院や神社の境内でも多く見かけることがあります。
神社では鳥居前・参道・社殿の前などに置かれ献灯を目的としています。神へ感謝の気持ちを込めて灯りをともし、ご加護をよりいっそう強く祈ります。また、祭りなどで神がお出ましになる目印であるともいわれています。
灯篭の種類
境内の屋内に置く石灯篭
回廊や拝殿の屋内に使う釣灯篭
六角丸竿の春日型灯篭
角型、神前型灯篭
灯篭を用いた行事
灯篭を用いた行事は全国各地にありますが、世界遺産・春日大社の「節分万灯篭(せつぶんまんとうろう)」が代表的で、参道から本社まで約3000基が並び、数では日本一です。この灯篭(石灯篭2000基・釣灯篭1000基)は古くは平安時代から今日まで、貴族・武士・庶民からたくさんの願いをこめて奉納されたものだそうです。土地柄、こちらの灯篭には多彩な鹿の紋様が彫られていて、とてもユニークです。
節分当日の夕刻を迎えるころ、この3000基に火が灯ります。暗闇に浮かぶ、朱色の拝殿や回廊が幻想的で、とても厳かな雰囲気に包まれるそうです。
室町時代や江戸時代にも行われていたという万灯篭。一度は節分の日に訪れてみたいスピリチュアルな場所です。
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