進化するご遺骨アクセサリーの世界

「故人のことを手元でずっと供養していきたい」という考え方の元で生まれた方法のひとつとして、「ご遺骨アクセサリー」があります。永代供養のうちのひとつでもあり、年々進化するこの「ご遺骨アクセサリー」をここでは取り上げて、そのバリエーションについて紹介していきます。
※下記では主に仏教の場合を想定していますが、どのような宗教・宗派でも同じことがいえます。

ご遺骨アクセサリーの考え方

「亡き人といつも一緒にいたい」という思いから生まれた現在のご遺骨アクセサリーの歴史は、今から四半世紀ほど前にさかのぼることができるといわれています。
そしてその25年の歴史のなかで、ご遺骨アクセサリーはさまざまなかたちへと変化していきました。

手元供養のなかでも、ご遺骨アクセサリーは非常に特徴的な供養方法だといえます。骨壺などを持ち歩こうとすることは現実的ではありませんが、ご遺骨アクセサリーならば身に着けた状態でさまざまなところに出向くことができます。故人との思い出の場所に足を運んだり、故人と「いつか行きたいね」と話していた場所に旅行したりすることができます。
また常に身に着けていられるため、いつでもいつまでも故人が側にいてくれるように感じられることでしょう。

なお、ご遺骨アクセサリーにすると故人が浮かばれないなどという話もありますが、これはまったくの迷信です。またご遺骨アクセサリーにする場合も、ご遺骨のすべてを使うわけではありません。詳しくは後述しますが、封入型の場合は米粒1粒分くらいのカロート(納骨室)に入る分だけのご遺骨を使うことになりますし、加工型の場合も300グラム程度で作ることができます。一般的なご遺骨の重さは2キログラム前後ですから、ご遺骨アクセサリーに使われるご遺骨の量は、それほど多いものではないことが分かります。
ご遺骨アクセサリーを作るために必要なご遺骨を取り分けた後の残りは、骨壺に入れて仏壇と一緒に供養したり、納骨堂やお墓、あるいは樹木葬や海洋葬などの自然葬で弔って言ったりすることができます。

ご遺骨アクセサリー、2つの種類

ご遺骨アクセサリーの種類について見ていきましょう。

ご遺骨アクセサリーは、「封入型」と「加工型」の2つに大別されます。それぞれ解説していきます。

封入型

アクセサリーの一部分にご遺骨を入れられるカロートが存在していて、そこにご遺骨を入れるかたちをいいます。
この「カロート」には2つの種類があります。1つめは非常にシンプルなデザイン(円筒状のものが多い)のもので、一般的なアクセサリーとは少し赴きが異なるものです。なかには、ご遺骨が外から見て見えるようになっているものもあります。
もう1つは、一般的なアクセサリーの石の部分にも似た非常に小さなカロートであり、じっくり見てもご遺骨アクセサリーだとは気づかれにくいものです。

前者の方がカロート部分が大きく、後者の方がカロート部分が小さい傾向にあります。

この封入型の場合、バリエーションが非常に豊富です。指輪やネックレス、ブレスレットなど種類も豊富で、選びやすいでしょう。また注文~手元に届くまでの時間もそれほどかかりません。また、次に紹介する「加工型」よりも値段が非常に安く、買い求めやすいのがメリットです。

加工型

加工型のご遺骨アクセサリーは、封入型のご遺骨アクセサリーとはまったく意味が異なるものです。

これはご遺骨を加工して、宝石を作っていくご遺骨アクセサリーを指します。

人間のご遺骨からとれる炭素を使って宝石を作っていくもので、ダイヤモンドなどが代表例です。ただし、現在は一般的な透明のダイヤモンドだけではなく、赤色やピンク色、青色などのダイヤモンドを作ることもできます。

単にご遺骨を封入するのではなく、ご遺骨から作られるダイヤモンドをアクセサリーにはめ込むというかたちをとるため、故人の思い出や心をいつまでも美しい宝石というかたちで側におけるのが大きな魅力です。「永遠の愛」を象徴するダイヤモンドに加工できるため、愛した人への思いを大切にしたいと考える人には特におすすめです。

この加工型のご遺骨アクセサリーの場合は、まずはご遺骨ダイヤモンドを作り、それを指輪やネックレスなどにはめ込むかたちで完成させます。ご遺骨をダイヤモンドに加工するためには特殊な機材が必要であること、また専門業者でなければ対応が難しいこと、海外(特にスイス)と連携して行っている会社も多いことから、完成までには時間がかかります。早いところでも2週間程度、時間がかかるところでは半年程度かかります。
またかかる費用も大きく、最低でも13万円程度、場合によっては50万円程度の費用がかかることもあります。

そのため、加工型のご遺骨アクセサリーを手にしたいと考える場合は、事前に
・どのような色にしたいか、大きさはどれくらいがよいか
・アクセサリーの種類(ネックレスや指輪など)はどれにするか
・かかる期間はどれくらいか
・正確な費用
について、きちんと確かめておくことが重要です。

まとめ

ご遺骨アクセサリーには、「ご遺骨を封入して持ち歩けるようにしたもの」と、「ご遺骨自体を宝石に加工したもの」の2つがあります。後者と前者では、かたちも値段も用意にかかる時間も大きく違うので、きちんと比較検討することが重要です。

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