皆さま、「寿陵」という言葉を聞いたことはございますか?
私はこの仕事をするまで、耳にしたことすらありませんでした。
では「寿陵」とはどのような事なのかご説明したいと思います。
生前にお墓を用意する?
いきなり結論からになってしまいますが、寿陵とは生前にお墓を建てることです。
昭和天皇も生前にお墓を建てていたそうですよ。
「生前にお墓を建てると縁起が悪い」そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは「お墓=死」という連想がしやすいからと考えられます。
ですが、現代では「自分のお墓は自分で用意したい」「自分の好みのお墓を建てたい」など自分の最期に向けて、「終活」の一部として、ご準備される方が多くいらっしゃいます。
徐々にではありますが、生前にお墓を建てる事へのイメージも変わって来ているのではないかと思います。
私個人としても、選択肢が増えることはとてもいい事だと思います。
豆知識:赤い色を彫刻に?
生前に建てたお墓でよく見られるのが、彫刻に赤い色を入れる事です。
朱色と呼ぶ事が私たちでは多いですね。
これはお墓を建てた人=建立者は「まだ生きていますよ」というメッセージとして活用されている事が多いのだとか・・・
ですが、歴史上の一説によると「不老不死」を願って入れることが始まりというお話しもあります。
色々な捉え方がありますね。
色を入れるという事はゆくゆくは色を取るときが来ると思います。
その時に、せっかくのお墓に色が残ってしまったという事もございますので、朱色をお入れする時はこういった点も考慮していただけるといいと思います。
「寿陵」をお考えの方はぜひ一度まごころ価格ドットコムまでお問い合わせください。まごころアドバイザーは一般社団法人日本石材産業協会が認定する「お墓ディレクター」の資格と、一般社団法人終活カウンセラー協会が認定する「終活カウンセラー」の資格を有しています。
山内