お盆の時期が近づいています。
お盆は、お祭りや帰省など様々なイベントがありますね。
でも、お盆のメーンイベントと言えば・・・。
そうです!お墓参りです。
ご家族様やご親戚様と、いつお墓参りに行こうかと予定をご相談している方も多いのではないでしょうか。
でも、そもそもお盆は、なぜ墓参りをするのでしょう。
『お盆』とは、正式には『盂蘭盆会(うらぼんえ)』といいます。
諸説ありますが、日本古来の風習の『魂祭り(たままつり)』と盂蘭盆会が合わさってできた風習のようです。
あの世から帰ってきたご先祖様の霊をお迎えし、子孫が報恩の供養をする期間です。
一般的には、8月13日から16日までがお盆の期間ですが、7月盆や旧盆など習慣が異なる地域もあるようです。
お墓参りのマナーと作法については前号でご紹介していますが、お盆の時の供物にも、さまざまな意味があります。
例えば、野菜のキュウリやナスに、割り箸などを刺して飾られているのを見た事がある方は多いのではないでしょうか。
キュウリは、足の速い『馬』に例えられていて、『一刻も早く戻ってきますように。』の願いと、ナスは、足の遅い『牛』に例えられ、『ゆっくりと浄土に戻っていってください。』などの願いを込めてのものだそうです。
町内会などで『盆踊り大会』が開催されたりしますが、この盆踊りも、お盆に帰ってくるご先祖様のために踊られていたという説もあります。
皆様忙しく、ご家族様が集まるという機会も少ないと思います。
お盆は、皆様でお墓参りをしながら、近況をお話ししたり有意義にお過ごしくださいませ。
成田 めぐみ