線香の本数は、宗派や地域によって違いがあります。
必ずということではございませんので、一般的な目安としてご案内いたします。
四十九日までは
四十九日までの本数は基本的に1本です。
その理由は、亡くなった方を天国に導く道しるべとしての役目があるためです。
四十九日を過ぎてからは宗派により本数が異なります。
宗派ごとの本数は?
宗派ごとに線香を立てる本数など違いがあります。
- 天台宗・真言宗
- 線香の数は3本です。「三宝」という、「仏、法、僧」のすべてを大切にするという考え方からきています。自分から見て逆三角形になるよう、手前に1本、奥に2本立てます。
- 浄土宗・曹洞宗・日蓮宗・臨済宗
- 線香の数は1本です。香炉の真ん中に立てるようにします。1本の線香が燃え尽きるまでの時間を目安として、修行や瞑想をしていたとも言われております。
- 浄土真宗
- 線香の数は1本ですが、立てません。線香を香炉の幅に合わせて折り、煙が出ている方が自分から見て左側になるように寝かせておきます。
線香の煙で心を落ち着かせ、ゆっくりと仏様と会話をしてみてください。
太田