仏教から生まれた「言葉」と「ことわざ」-3

仏教とは仏陀(ブッダ)が説いた教えのことで、修業を通して悟りを開き、この世界からの解脱を目指します。実は、その仏教の教えにちなんだ「言葉」や「ことわざ」は私たちの身の回りに数多くあります。今回はシリーズ第2弾!

仏教から生まれた言葉

【退屈(たいくつ)】
現代では暇と同義語のように使われますが、もとは「仏道修行の厳しさに屈し、退いてしまうこと」を意味します。文字通り「退き屈する」ということです。
仏さまの教えには、三つの退屈があります。
1つめは、仏さまの悟りの世界はあまりにも広大深遠であるために起きる退屈
2つめは、修行の世界は終わりがないために起きる退屈
3つめは、修行の成果がほんとうに悟りつながるのか理解できないために起きる退屈

この三つの退屈を乗り越えられなかったら、気力はおとろえて、打ちひしがれて鬱々とした日々を過ごすことになります。
これが転じて、現在の意味になりました。

【邪魔(じゃま)】
漢字だと「邪な魔」と書きます。本来「邪魔」という言葉は、お釈迦さまの修行を妨げる“心の悪魔”を意味するものでした。仏教を説かれた仏陀(お釈迦さま)にとっても、自分の心の中に潜む魔(煩悩)の解決は大変な問題だったのでしょう。
そういう意味では、「邪魔」は私たちの外側にあるのではなく、私たちの心の内側にあるのではないでしょうか。自分の都合で「邪魔な人」や「邪魔な物」を作りだしてしまっているのかもしれません。

仏教から生まれたことわざ

【仏作って魂入れずの解説】
仏像を作っても、作った者が魂を入れなければ、単なる木や石と同じであることから。転じて、物事は仕上げが最も重要であり、それが欠けたときは作った努力もむだになるということ。
仏壇やお墓の「魂入れ」「魂抜き」もここに由来します。

今回はここまでとなります。またご紹介させていただきます!

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仏教から生まれた「言葉」と「ことわざ」-1

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