本日は兵庫県川辺郡猪名川町にある寺院墓地にてまごころ職人が施工したお墓をご紹介します。
側溝のある区画での基礎工事
まずは基礎部分の地面を掘り下げます。真ん中の土が盛り上がっている部分が納骨室になります。区画の前後には側溝が設けられているので、水捌けが良く雨が降ってもお墓に水が溜まる心配がありません。
コンクリートがひび割れるのを防ぐために等間隔で鉄筋を配筋しています。丸い筒は基礎に水が溜まるのを防ぐための水抜き穴です。数日間養生した後に引き抜きます。
お寺に見守られながらの石積み工事
基礎が乾いたら石積み工事を開始します。納骨室には新しい砂を敷き詰めて明るく清潔な納骨室をお作りしました。石塔の両側には砕石を入れて、雑草が根付くのを防いでいます。石材同士が重なる部分には免震シートを挟み、地震対策を施しています。
通路には細かい砂利を敷き詰めて泥はねなどでお墓が汚れるのを防いでいます。石塔の両側は砕石の上に五色玉砂利を敷いて仕上げました。艶やかなグレーの御影石がより映えるデザインとなりました。
お墓の後ろ側に周り込み、墓石の高さに目線を合わせると視線の先にあるのはお寺のある風景でした。この先もお寺に見守られながら時間を重ねていくのだと思うと感慨深いものがあります。お墓選びには石の種類やデザインも大切ですが、場所選びも重要ですね。