本日は東京都墨田区にある寺院墓地でまごころ職人が施工したお墓つくりを紹介します。
出来上がった基礎に外柵となる土台から据え付けていきます。水と砂とセメントを練り合わせたモルタルを基礎に敷いてから、その上に石材を設置します。石材同士が接する面は耐震ボンドで固定します。石材を据え付ける際には、下にモルタルを敷いているので、石材を斜めに傾いて設置しないように水平器で水平を確認しています。石材が水平になるようにハンマーで石材を叩いて微調整をしています。
外柵は耐震ボンドを使って据え付けていますが、地震などで石材がズレないようにさらに補強します。隅々にL字金具を取り付けてしっかりと固定しているので、地震がきてもズレる心配がありません。
石材を順に積み上げていきます。後ろには塔婆立てを設置しています。青いマスキングテープが貼られているのは、石材の隙間をコーキング剤でふさぐため、先に石材を養生しています。コーキング剤を入れて石材同士の隙間を埋めたら、この青いマスキングテープは綺麗にはがします。
石塔の他に外柵などすべて、石材の隙間には同様にコーキングを施しています。
写真では少し見えづらいですが、黒い免震効果のあるシートを使って施工しています。このシートは震度7相当の地震の揺れでも、お墓が崩れることなく耐えることができるということが実験結果で証明されています。そのため施工には、必ずこの免震シートを利用しています。
また、一緒に耐震ボンドも使用し地震対策に力をいれています。
墓誌を付けたインパラブルーでつくられた洋型のお墓の完成です。
青い結晶がちりばめられた御影石のインパラブルーは光の加減によってきらきらと輝くので、お参りに行く時間帯や天候などによって、さまざまな表情を見せてくれます。グレー系で落ち着いた印象もあり、ときには宝石のようにきらきらと美しく光り輝く。どちらの表情も素敵です。